蜘蛛ですが、なにか？50-2話のネタバレを掲載。50-2話では、蜘蛛子がマザーの策に絡め取られ追い詰められてしまう。が、並列意思たちが駆けつけ、蜘蛛子はマザーのステータスを吸収していく！？蜘蛛ですが、なにか？50-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？50-2話のネタバレ
マザーの神織糸に絡め取られた蜘蛛子は「うぐっ・・・か・・・完全に捕まった・・・！！」「〈不死〉で生き残ってはいるけど・・・戦闘不能になったら意識が戻るまでに魔王が来てしまう」「そうなったら〈不死〉があってもおしまいだ」「なんとか脱出を・・！！」と糸を切ろうとするが、「うっ切れん！！ものすごい強度だわ」「仕方ない・・・仕切り直しだ」「とりあえず〈長距離転移〉で一旦撤退・・・」と発動しようとしたが不発に終わった。
「え！？」「今のは・・・失敗じゃない、外部からの干渉だ！！」「やばい！！マジでやばい！！」「魔法特化の私が魔法を封じられたら戦うことも逃げることもできない」「このままじゃ完全に詰む！！」 「くそっ・・・やるしかない」「〈腐食攻撃〉ダブル！！」2本の足を犠牲になんとか糸から脱出した。
蜘蛛子が「くっそ・・・歩きにくいわ、まともな脚は一対だけだもんな」「これはさすがに逃げ切れないか・・・」「どうしてこうなった・・・どこで負けフラグを踏んだ」と後悔していると、マザーの爪に貫かれる。
追い込まれた蜘蛛子は「体はもうダメだ・・・せめて頭だけ・・・！！」「〈斬糸〉・・・！！」と自らの頭部を切り離す。
「因果応報・・・」「侮った、調子に乗ってた」「もともとマザーは私と同じ”蜘蛛”なんだ、ステータスで押し切れるから搦め手を使わなかっただけ」「その気になればいくらでも罠や戦術を使ってくる、その事に気付かなかった結果がこれだ」「逃げたくない、逃げたら負けだと口では言いながら実際には逃げ通しだった私の蜘蛛生」「そのくせ最期は呆気なく罠に嵌められてジ・エンドか、格好悪すぎて笑っちゃうわ」「全てを出し切って満足気に逝ったアラバ、対して私が腹をくくるのは逃げられない時だけ」「いつだって受け身で・・・自分から挑むのは入念に準備して勝ちを確信してからだ」「その”準備”を今回は怠った・・・」「マザーの知能の高さは想像できたはずだったのに・・・ステータスで上回ったというだけで「いける」と判断した私のミスだ」「マザーは未体験の精神攻撃を喰らいボロボロになってもそのミスを見逃さなかった、私が負けるのは当然だったんだ」「そう、私は負ける」「・・・が、ただではやられん！！」「粉々になって意識を失う瞬間まで悪あがきしてやる！！」「来いやあマザー！！最後の親不孝見せてやるわ！！」と迫りくるマザーに向かって叫ぶ。
「その意気やよし！！」という声が響き、「〈治療魔法〉×8！！」と突然蜘蛛子に治療魔法がかかる。
蜘蛛子が「か・・・体が再生していく！！」「魔法はマザーに封じられてたはず・・・！！」と不思議に感じていると、「その封印を強引に上回ったんだよ」と魔法担当一号が伝える。
並列意思たちが「マザーの対魔法スキルは〈龍結界〉だね、〈龍鱗〉と似た効果を周囲に展開できる」「魔力特化型の私が戻ったからにはもう抑え込ませはしないよ」「あ・・・でも精神攻撃は？」「正直そっちの勝ち筋捨てたら多少の有利あってもムリゲーなんだけど」「ふっふっふ、そう思うかね」「オイも戻ったばい！！」「うおい！！話聞いてたか！？何してんのよ！！」「ん・・・なんだこの感じ・・・？」「私達はずっとマザーの精神を”侵食”してパワーダウンさせた」「では、その落ちた分の能力はどこに行くと思う？」と話し、蜘蛛子は大幅なパワーアップをしていることを知る。
そして蜘蛛子は「そぉい！！ガールレンジ〈暗黒槍〉！！」と得意の魔法を繰り出す。
マザーがブレスのモーションに入ると、
並列意思たちは「やばい！！〈ブレス〉が来る！！撃ち返すばい！！」と叫ぶが、蜘蛛子は「できるわけねーだろ！！」とツッコむ。並列意思が「いいから口開けんじゃい！！」と促すと、蜘蛛子は口を開けブレスを出すことができた。
蜘蛛子は「どうしよう私・・・正真正銘の怪物になってしまった・・・」と自分の力の強大さをひしひしと感じていた。
