蜘蛛ですが、なにか?

【蜘蛛ですが、なにか?】16話のネタバレ|バグラグラッチ・アノグラッチの群れに勝利

蜘蛛ですが、なにか?16話のネタバレを掲載。16話では、女子高生がついにバグラグラッチ・アノグラッチの群れに勝利していく。そして、洞窟を進みマグマ地帯に到着してしまう。蜘蛛ですが、なにか?16話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

蜘蛛ですが、なにか?16話のネタバレ

三匹目のバグラグラッチを捜すが、まさかの上から急襲してきた。

「上っ!?やばっ」と緊急回避するが、一部体を噛みちぎられ意識を失いかける。

が、なんとか蜘蛛糸を出して壁に着地する。

「熟練度が一定に達しました。スキル〈気絶耐性LV1〉を獲得しました。」と告げられ、「新しいスキルの影響か、ギリギリ耐えた・・・!!」「巨猿は・・・!?」とバグラグラッチを見ると蜘蛛糸に絡め取られており、「ハマった!!私がただの足場を作るわけないでしょ」「そのままトラップになる仕掛けを施したのだ!!」「まさか直接来られると思ってなかったけどね・・・」「くっそ・・・視界がボヤける・・・」と感じていた。

そのまま「逃がすか!!」「そんなに私を喰いたきゃこいつを喰らえ!!」「毒合成三連!!」と毒を浴びせていく。

「うっ・・・ダメだ・・・HPが・・・尽きる・・・」と壁から落下していくも、バグラグラッチが死亡したことで「経験値が一定に達しました。個体〈スモールタラテクト〉が〈LV8〉から〈LV9〉になりました。」と告げられ、「復活」「アイキャンフラーイ!!」と完全復活を遂げる。

「危なかった!!今のはマジで死んだと思った」「ギリギリでレベルアップが間に合った・・・」「ん?猿どもが登ってこない・・・なんか統率が乱れまくって混乱してる」「これはもしかして、全滅させなくても逃げられるんじゃないか?」と考えるが、「ここまでやって逃げるなんてないな」「逃げないって決めたのにここで逃げてどうすんのよ」「眼下にはもはや数えるのは億劫な捕獲済みの猿たち」「ついに全ての猿を行動不能にした」「追加の援軍が来る気配はない」「勝った・・・」「・・・いや、まだだ」「拘束しただけで殺しきったわけじゃない」「それに・・・最後の巨猿がまだ抵抗を続けている」「巨猿にトドメを刺す余裕がなかった」「猿と戦いながら時々拘束用の糸を追加して抑え込んでいた」「一番恐れていたのは”巨猿の脱出を猿たちが助ける事”だったけど・・・死すら厭わず効率を優先する猿たちが何故か、”巨猿を助ける”という最も効率的な戦術をとらなかった」「猿の行動原理が謎だ・・・」「まあ、それを言っちゃうとこの襲撃自体がよくわかんないし」「とりあえず巨猿にトドメだ」と蜘蛛毒を浴びせた。

「やったか・・・さすがに一匹だけじゃもうレベルが上がんないな」「最大の危険は消えた」「残るは・・・見渡す限りの捕獲済みの猿に一匹ずつトドメを刺す作業だ」「猿たちの威嚇に怯えが交じっているような気もしたけど・・・お前ら私を殺す気で襲って来たんだ、自分も殺される覚悟をしろっての」「さすがに数が多すぎて消耗の少ない毒牙でもSPが限界だ」「レベルアップも当てにはならないのでSP補給に猿を食べながら猿を殺す」とアノグラッチを食べると、「条件を満たしました。称号〈無慈悲〉を獲得しました。称号の効果によりスキル〈外道魔法LV1〉〈外道耐性LV1〉を獲得しました。〈外道魔法LV1〉が〈外道魔法LV2〉に統合されました。」と告げられた。

「淡々と・・・毒牙、毒牙、たまに食事」「そしてついに、この場から全ての命が潰えた」とアノグラッチをすべて始末すると、「条件を満たしました。称号〈魔物の殺戮者〉を獲得しました。スキル〈剛力LV1〉〈堅牢LV1〉を獲得しました。〈強化LV3〉が〈剛力LV1〉に統合されました。〈堅固LV3〉が〈堅牢LV1〉に統合されました。」と告げられる。そして、「今度こそ本当に終わった」「全身の力が抜ける・・・と共に沸々とわき上がって来るものがある」「ざまあみろ、私は生きてる!!生きてるぞー!!」「生き残ってやったぜー!!」とアノグラッチの屍の山の上で叫んだ。

女子高生は「地龍にぶっ飛ばされて逃げ出したあの時」「私の胸の内は恐怖で一杯だった」「けど同時にほんの少しの悔しさがあった」「マイホームを焼かれた時、「誇り高く生きる」誓いを立てた・・・」「私はそれをずっと破って誇りも何もなくただ生きるために逃げ続けて来た」「その判断はたぶん間違ってない、でなければ今頃生きていないだろう」「けど、間違っていなくても誓いに反して逃げ続けたのは事実だ」「逃げて逃げて逃げて、怖くて怖くて怖くて、悔しくて悔しくて悔しくて」「その後悔を抱いて私は今逃げずにこの戦いを生きのびた」「下層に落ちて初めてまともに勝利した・・・」「嬉しい」「わははは!!今なら何が来ても勝てそうだわ!!勇者でも魔王でもかかってこいやー!!」と悦に浸っていると、背後にバグラグラッチが迫っていた。

女子高生が「しまっ」と身構えるが、毒が回りきり力尽きた。

女子高生が「な・・・なんてやつだ、死んでなかったのか・・・」「ギリギリで毒が間に合わなかったら危なかったわ・・・」とホッとしていると、「経験値が一定に達しました。」「個体〈スモールタラテクト〉が〈LV9〉から〈LV10〉になりました。」「各種基礎能力値が上昇しました。スキル熟練度レベルアップボーナスを獲得しました。」「熟練度が一定に達しました。スキル〈毒合成LV2〉が〈毒合成LV3〉になりました。熟練度が一定に達しました。スキル〈投擲LV2〉が〈投擲LV3〉になりました。熟練度が一定に達しました。スキル〈魔量LV2〉が〈魔量LV3〉になりました。スキルポイントを入手しました。」「条件を満たしました。個体〈スモールタラテクト〉が進化可能です。」と告げられる。

「そうかー・・・レベル10か!!」「確かに戦闘中ガンガン上がってたけど・・・もう次の進化!?」と驚くと、「進化先の候補が複数あります。次の中からお選び下さい。」とタラテクトとスモールポイズンタラテクトが候補として挙げられる。「ん?スモールが取れたタラテクトは予想通りだけど・・・」「スモールポイズン?」「ポイズンって付くくらいだから・・・毒特化?」「まあ、進化は一旦後回しだね・・・」「猿は倒したけどマイホームもない野ざらしじゃ安心できない」「それより一つ気になってる事がある」「増援の猿はあちこちから集まって来た、ある方向を除いて」「それがこの壁の切れ目」「戦闘中は気にするどころじゃなかったんだけど・・・この道・・・登り坂じゃないか!?」「もしかすると中層への抜け道かも!!」とその道を駆け上り始めた。「ひゃっほ〜い、登ってる登ってる!!」「これでやっと超危険地帯から抜け出せるぜ!!」「興奮のせいかさっきから何だか体が熱いわ〜!!」「蜘蛛が体温上がるかどうか知らないけどね!!」「おおっ、明かりが・・・」「ここが終点かな?」と、光の指す方に向かうと、そこはマグマ溢れる地帯が広がっていた。

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