蜘蛛ですが、なにか？38-2話のネタバレを掲載。38-2話では、ブイリムスらが蜘蛛子と交戦となる。人間目線で見た蜘蛛子はまさに化け物だった！？蜘蛛ですが、なにか？38-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？38-2話のネタバレ
ロナントが目の前に横たわる魔物の死骸を見て「これは・・・タラテクト上位種の死骸！？」と驚く。
兵士が「これが巣の主でしょうか？」と尋ねると、ブイリムスは「・・・そうかも知れませんが、少なくとも”例のモンスター”はもっと小さいはずです」と鑑定石かを取り出す。
ブイリムスが「はい・・・ロナント様はご自分で？」と尋ねると、ロナントは「うむ、魔術の合間にちょこちょことな」「この歳でやっとレベル8だ」と答え、ブイリムスは「この鑑定石と同じですか・・・！！」「すさまじいですね・・・私などやっとレベル3ですよ」と驚いていた。
ブイリムスが「それにしてもこれは・・・」「S級の魔物アークタラテクト、神話級の巨大蜘蛛クイーンタラテクトへ進化できるという恐るべき怪物です」と言うと、ロナンとは「しかもこれは・・・ただの死骸ではない」「こいつは喰われておる」「つまり、この化け物を捕食するような存在がいるのだ」と死骸を見て気づき、ブイリムスは「S級を・・・捕食するモンスター・・・！！」「よく見ればアークだけではない、無数のクレーターの下位タラテクト種の残骸だらけだ」「ここは”主”のゴミ捨て場か・・・！！」「ダメだ・・・！！そんな規格外の相手に遭ったら・・・いくらロナント様といえどどうしようもない！！」と脅威を感じていた。
ブイリムスが「撤退だ！！直ちに引き返せ！！」と指示を出し、「手遅れにならなければいいが・・・」「うかつだった・・・帰国を考えて拠点を引き払って来てしまった、荷物のせいで行軍が遅い！！」「今からでも廃棄してしまうか・・・？」と考えていると、頭上に蜘蛛子が出現する。
ブイリムスは蜘蛛子を見つけ「こいつだ・・・！！」「鑑定するまでもない・・・」「見るだけで恐怖で気が遠くなる！！」と一瞬で気づくと、ロナントが「おおおおお！！ありえぬ・・・ありえぬ！！何だあれは！！」「ああ・・・信じられん光景だわい」「とんでもない数のスキルを常時発動させている・・・そんな事が可能なのか！？」と蜘蛛子の底知れ無さを感じていた。
兵士たちが恐怖を感じ弓を構えるとブイリムスが「おい、何をする！！」「攻撃命令は出していないぞ！？」「下手に刺激したらどうなるか・・・」と止めるが、蜘蛛子にジーッと見られ次々と兵士が倒れていってしまう。
ブイリムスが「い・・・今のは！？」「何の動きもなく八人が死んだ！！」「魔法ではない・・・毒か！？」と驚いていると、蜘蛛子が落ちて脱皮を始める。
ブイリムスが「これは脱皮・・・？いや馬鹿な！！」「わずか数秒で脱皮を完了する生き物など聞いた事がない！！」と感じると、ロナントが鑑定魔法を発動し、ブイリムスは「そうだ、通常なら不快感を与える〈鑑定〉は危険がともなうが・・・すでに敵対してしまっているなら〈鑑定〉の情報を得たほうがいい！」と考え、膨大な量のスキルが表示される。
ブイリムスが「何だこの異様な数のスキルと称号は！？」「未知のスキルも多いが、一般的なスキルも大半が上位派生済みの高レベルが多い！！」と恐ろしくなっていると、ロナントも「ま・・・〈魔導の極み〉！？」「信じられん・・・そんなスキルが・・・！！」と初めて見るスキルに驚愕していく。
直後鑑定が妨害されブイリムスが「な・・・〈鑑定〉の妨害！？」「そんな事ができるなんて聞いた事もない！！」と初めての体験にビビると、ロナントは「まっ・・・待って下され」「もっと・・・もっと！！見せて下され！！」と正気を失っていた。
ブイリムスが「正気を失っている！！こんな時に・・・！！」「このままではパニックが全員に広がってしまう」「そうなったら撤退もままならん」「・・・どうする？どうやって逃げる？」と考えていると、一人の兵士が蜘蛛に突っ込んでいくが、土魔法で返り討ちにされる。
ブイリムスが「土魔法！？さっき見たスキルの中には無かったはず！！わけがわからない！！」と感じていると、ロナントは「なんと！！スキルを使わず一から魔法を構築しておる！？」「そんな事が可能なのか・・・」「すまん・・・年甲斐もなく取り乱した」「・・・もう大丈夫だ」「とはいえ状況は最悪のままだが・・・どうする？」と正気を取り戻していた。ブイリムスが「・・・ロナント様、〈大規模移転〉の用意を」と指示すると、ロナントは「！！」「アレは詠唱に時間がかかるぞ、まして十人以上を飛ばすとなると・・・」「そんな長時間見逃してくれる相手じゃあるまい？」と確認するが、ブイリムスは「時間は・・・私が稼ぎます！！」と先頭に立つ。
