蜘蛛ですが、なにか？39-1話のネタバレを掲載。39-1話では、ついに蜘蛛子がアラバとの戦いに向かっていく。そして、かつて恐怖に怯えるだけの相手だったアラバとの戦闘が始まる。蜘蛛ですが、なにか？39-1話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？39-1話のネタバレ
「・・・え・・・がな・・・贖え・・・！！」という声で「うう・・・また〈禁忌〉の夢か・・・」「ゆっくり熟睡もできんわ！」と蜘蛛子がキレ気味で起床する。
「二度にわたるマイホーム消失の反省を活かして下層で作った寝床を改良してハンモック式にしてみた」「これで安眠できると思ったのに〈禁忌〉のヤツめ・・・」「〈禁忌の断片〉から更に読み取れた情報は・・・この世界の人間達の愚行にまみれた歴史」「それが世界の終わりを早めた・・・らしい」「完全に自業自得じゃね？転生者まで巻き込むんじゃねーよ！！」「なんか友好築く気がなえてきたわ・・・」「あれ？ちょっと待て・・・」「私が兵士達を本気で全滅させようとしたのってまさか思考が〈禁忌〉の影響受けてたせい・・・？」「だとしたら”自分らしく生きる”という私の目標に反してるよね？」「う〜〜〜ん、それはちょっと気に入らんなぁ・・・」「いや、まだ判断は早い！」「〈禁忌〉の解読はまだまだあるし・・・この件はもっと情報が揃ってから考えよう」「とりあえずアークの残りで朝ごはんにしよ」と食事を始めた。
「そして腹ごなしには・・・おっしゃ来いやああ！！」と岩に対して魔法を発動し、魔法で飛んできた岩を直で受け止め「アラバ戦に備え〈土耐性〉を得る特訓メニュー「石弾千本ノック」」「くっそ痛いけどお陰でかなり耐性は稼げた！！」「ただ耐性でダメージが減った分経験値も減った」「レベルと共に必要経験値も多くなってきたしここまでかな・・・」「多少鍛えたところでステータスやスキルの総合力ははるかに向こうが上」「こっちは戦略でその差を覆す必要があるけど・・・アラバは知能も高いから戦略にハマるとは言い切れない」「何か一つでもアラバの対応力を上回る必要がある」「そんなわけで私は残ったスキルポイントを全て新スキル取得に突っ込んでいる」「あとはそれがぶっつけ本番で通じるかどうか・・・」と考えていた。
蜘蛛子は「・・・よし、できる事は全てやった・・・行くか」とアラバの元に向かった。
改めてアラバを見た蜘蛛子は「ヤバいわ・・・改めてこいつのステータスマジでヤバい」「カグナより強くゲエレより速くあの二匹にはない魔法と耐性を持つ、全てに隙のないオールラウンダー」「ああ・・・良かった、あんたの強さは本物だった、あの時の恐怖は本物だった」「成長した今の私にはよくわかる、それがたまらなく・・・嬉しい」「あの時・・・あんたの〈感知〉の高さなら気付いてたでしょ？私がガレキの下で生きてることに」「気付いた上で”取るに足らない小虫”だと見逃したんでしょ？」「その”傲り”、後悔させてやる！！」とアラバに向かっていった。
