蜘蛛ですが、なにか?32-2話のネタバレを掲載。32-2話では、魔王軍が集まり、魔王も姿を見せる。そこで魔王の力が明らかになる!?蜘蛛ですが、なにか?32-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか?32-2話のネタバレ
魔王城にて、第一軍アーグナー、第五軍ダラド、大三軍コゴウ、第四軍メラゾフィスが一斉に立ち上がったが、第九軍黒、第八軍ラース、第二軍サーナトリア、第六軍ヒュウイ、第七軍ブロウ、第十軍白が集まっていた。
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側近の男が「貴様ら!!魔王様のお成りだぞ」「立ってお出迎えせんか!!」と叱りつけると、ヒュウイは無言で立ち上がるが、なおも座り続けるブロウを側近が叱りつける。
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魔王が「いやあ〜、嫌われたもんだねえ」とけらけら笑うと、側近は「申し訳ありません」「弟の躾が行き届いてませんで・・・」と謝る。魔王が「いいよいいよ、始めちゃおう」と指示を出すと、側近は「では各軍より現状報告を・・・」「第一軍アーグナー軍」と話を振った。
アーグナーが「はっ」「我が第一軍は滞りなく進行準備を整えました」「人間族領レングザンド帝国防衛の要衝・・・クソリオン砦へ全戦力を派兵」「魔王様の号令でただちに一斉攻撃を開始いたします」「いつでもご命令を」と報告し、サーナトリアは「第二軍も同じく」「・・・ですがもう少しお時間を頂ければ・・・”裏工作”が実を結ぶかもしれません」と述べた。側近が「何?」「その工作とやらはどれくらいかかるのだ?」と尋ねると、サーナトリアは「そうですわね・・・急がせるなら・・・早くて三日から五日ほどで」と答え、側近は「では三日与える」「それ以上は待たんぞ」と告げる。
「第三軍・・・コゴウ!!」と話を進めると、コゴウは「あのう・・・どうしてもやるだか?」「戦争になったら・・・人間も・・・魔族も大勢死ぬだ」「なんとかやめることはできねえだか!?」と躊躇していた。
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すると魔王が「うーーーん、まあ”一時しのぎ”程度だったら方法はあるけど・・・」「君の軍にとりあえず”世界の礎”になってもらう」「まぁほんの少しの間、第三軍以外のみなが平和になるよ」「どうだい?」と告げた。
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それを聞いたコゴウは「・・・あ・・・」「も・・・もう言わねえだす、勘弁してくだせえ・・・」と黙りこくってしまい、ブロウは「クソが・・・」と小声でつぶやいた。
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魔王が「他に”礎”になりたい人は〜?」「いない?」「ならこの話は以後ナシでね〜」と言うと、側近が「では報告を続けよ」「第四軍メラゾフィス」と話を進めていった。
会議が進み、側近が「第七軍ブロウ・・・現状を報告せよ」と言うが、ブロウはブロウは「わりィ兄貴、やっぱ納得いかねぇわ」「大体よぉ!!何でその女が魔王なんだ?素性も知れねぇポッと出の小娘がよ!!」「今まで魔族を纏めてきた兄貴が本来・・・」と意見を言おうとするが、側近が「黙らんかっ!!」と止めた。
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ブロウが「黙れねぇな!!」「兄貴も兄貴だ、何でそんなガキに傅いてやがる!?」「兄貴が忠誠を誓うような器があるとは・・・」と言いかけたところで、ダラドがブロウの腕を掴み「貴様口を慎め」「我ら魔族は魔王に従う」「誰が魔王になったとてそれが摂理!!」と言う。
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ブロウが「うるせーな何が摂理だ、ただの思考停止のバカが説教してんじゃねーよ」と凄むと、ダラドも「礼儀も弁えぬ仔猿が・・・」「言うに事欠いて我を馬鹿だと!?」「斬る!!」と一触即発となる。
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が、二人の体は突然動かくなくなる。
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サーナトリアが「どういう事!?」「誰もスキルを発動したような素振りは・・・」と困惑していると、魔王が「ぁあ〜〜〜、ないわ〜〜〜」「あんまりつまんない事でケンカしないでくれる?」とスキルを解除していく。
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側近は「少しは理解できたか」「魔王は「魔王」という称号を持つから魔王なのではない、魔王たり得る存在だからこそ「魔王」なのだと」と告げた。
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