蜘蛛ですが、なにか?

【蜘蛛ですが、なにか?】30-2話のネタバレ|管理者Dの目的が明らかに!?

蜘蛛ですが、なにか?30-2話のネタバレを掲載。30-2話では、管理者Dの目的が語られていく。そして、蜘蛛子は念願だった上層への階段をついに発見する。蜘蛛ですが、なにか?30-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

蜘蛛ですが、なにか?30-2話のネタバレ

蜘蛛子が「「管理者”D”」、思い出した」「〈叡智〉を獲得した時に聞いた名前だ」と気づくと、Dが「あれは頑張っているあなたへのご褒美です、有効活用しているようで何よりです」と告げた。

蜘蛛子が「それって・・・私をずっと監視してるってこと?」と尋ねると、Dは「”監視”という言い方は好ましくありません、”観察”の方がしっくりきますね」と答える。蜘蛛子が「どっちにせよストーカーじゃん」と返すと、Dは「そうですね、あなたは見ていて飽きませんから」と淡々と告げた。

蜘蛛子が「あんた・・・何が目的?」と聞くと、Dは「ただの娯楽です、意味も目的もありません」と薄ら笑いで答えた。蜘蛛子が「ご・・・本気?」と驚愕すると、Dは「ええ、私は”世界最悪の邪神”ですから」と再度淡々と告げた。

それを聞いた蜘蛛子が「・・・言ってる事は荒唐無稽だ、でもふざけてるのに嘘をついている感じがしない」「心底私を玩具としか思ってないような、邪気のない邪悪な思考が伝わってくる」「体の震えも相まって本物の邪神であると信じてしまいそう・・・」と感じていると、Dは「本物ですよ、邪神ですから人のもがき苦しむ様を見るのが楽しみなのです」と伝える。

蜘蛛子が「・・・まさかこの世界はあんたの娯楽のために作られた世界!?」と考えをぶつけると、Dは「それは違います、私はむしろその世界では部外者です」と否定した。蜘蛛子が「どういう事?」と尋ねるが、Dは「ここから先は教えられません、つまらなくなってしまいますから」と答えた。

蜘蛛子が「人の事玩具みたいに・・・」とげんなりしていると、Dは「そうですね、これからも散々あがいて私を楽しませてください」「その先にならあなたの求める物があるかもしれませんよ?」と煽るように告げた。蜘蛛子が「はぁ!?それってどういう事よ!?」「好き勝手言って・・・!!」と激昂するが、Dは「ではまた」とスマホごと消滅してしまった。

残された蜘蛛子が「消えた・・・空間に何のゆらぎもなく・・・」「それが管理者”D”と”黒い男”との出会いだった」と強烈な印象を感じていた。

火龍を頬張りながら蜘蛛子が「苦い」「この苦さは龍の味じゃない、今の私の心の味だ」「アレがなんなのか私にはよくわからない」「ほんまもんの「邪神」かも知れない所が怖い」「心を読める時点で私なんかより相当格上の存在だ」「もっとも・・・それが判ったところで何が変わるわけでもない」「あんな事言うんだからそのうちまた接触してくるだろうしその時に聞けばいいか・・・」「まあ一部わかった事もある」「スマホに流暢な日本語、細かい所で垣間見える日本の面影、Dは何かしらこの世界と地球とを繋いでる」「もしかしたら私がこの世界に転生した理由もDなら知っているかもしれない」「・・・もっとも知ったとして答えてくれるとは限らないけど」「これ以上は憶測にしかならいないね」「そういう訳でDに関しては考えるだけムダ」「まずは食事して回復しよう」「火龍はやっぱり大しておいしくなかったよ・・・」「スタミナも回復した所で探索を続行」「他にも火龍とかいないよね?」「いや、一応油断はできない」「地龍も二匹は遭ったしね・・・」「あの”黒い男”にもまるで勝てる気がしなかった」「上には上がいる」「そして上には際限がない、それを思い知らされた」「まあ、どうしようもない事をこれ以上考えてもしょうがない」「関わってこないうちは放っておこう」「私はとにかく中層脱出を再開する」「ついでにスキルも鍛えたり取得したり」「スキルが管理者に与えられた物ならあっちの機嫌次第で消去される可能性もあるけど・・・関わらなければいきなり消すとは思えない」「スキルもレベルも上げて損はないんだから上げておく、今出来る事に全力を尽くさないと」「という事で・・・スキルを鍛えつつ新しく取ったり派生したやつをチェックしておこう」「火龍戦で獲得したスキルは〈空間機動〉〈龍力〉」「〈空間機動〉は見えない足場を発生させて二段ジャンプできる」「〈龍力〉は〈竜力〉の上位互換スキルでステータスを更に強化、そして”龍”の力の一部を使用できる」「まず〈龍鱗〉の魔法阻害効果、龍の鱗が持つ魔力霧散・減衰の性質をまとえる」「あと〈ブレス〉が吐ける、やってみたら闇属性のなんかが出た」とスキルを確認していった。

「敵が逃げて狩れないせいで食事の必要なスキルが伸ばせない・・・」「代わりに有り余ったMPで伸ばせるスキルを鍛えていった」「魔法各種、毒合成、魔闘法、あと邪眼系」「〈薬合成〉と〈毒魔法〉カンストしたら〈毒合成〉と〈治療魔法〉に派生しちゃった」「あと〈外道魔法〉もカンストしたけど・・・こいつが大問題だった」「〈外道魔法LV10〉から〈禁忌LV1〉が派生しました。〈禁忌LV1〉が〈禁忌LV9〉に統合されました。」「9・・・!!もう絶対上げられん・・・」「邪眼もいくつかカンストして進化スキルにした」「〈呪いの邪眼〉は〈呪怨の邪眼〉、〈麻痺の邪眼〉は〈静止の邪眼〉に・・・」「そして、〈望遠〉もカンスト!!〈千里眼〉へと進化したのだ」「〈千里眼〉って言うと世界のどこでも見通せそうだけど、〈望遠〉の強化版で壁を透視できる効果がついただけの・・・」と千里眼を発動すると「!?」「今、見えてるアレは・・・」「やっぱり・・・登り坂!!」と上層への階段を発見する。

「上層!!」「私は帰って来たぞーーー!!」と懐かしき上層にたどり着き雄叫びを上げた。

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