蜘蛛ですが、なにか？30-1話のネタバレを掲載。30-1話では、火龍を撃破した蜘蛛子の前に謎の男が突如現れる。そして、男が渡してきたスマホから管理者Dが接触してくる。蜘蛛ですが、なにか？30-1話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？30-1話のネタバレ
蜘蛛子が「火龍の鱗をはがしつつスキルチェックのお時間だね」「と、その前にこれを取得しとこう」と「〈重の邪眼〉荷重効果を視界に入ったものに与える」という新たな邪眼スキルを獲得し、「〈重〉で相手の動きを鈍らせ〈呪〉で弱体化、〈麻痺〉で完全に動きを封じる」「邪眼三銃士ここに完成！！」「取得したのは邪眼八種コンプに憧れて暴走したわけじゃない」「ではテストを兼ねて、発動！！」と重の邪眼を発動した。
「何すんの！！」「何って自分に重力を・・・」「何でだよ！！重いわ！！」「いや、私思ったのだよ、私には足りない物がある」「それは筋力、フィジカルな肉体の力こそパワー」と語る。
「かのゼットな戦士たちは何倍もの重力をうまい事アレして戦闘力を上げたという」「いいかげん怒られるぞ、お前」「理屈はわかったけど鱗はぎづらいよ」と言うと体担当は「普段から慣らさないと意味ないじゃん」「よかよか頑張りんしゃい」「目指せ重力1000倍」「ブラックホールか私はァ！！」「今後重力を常にかけて熟練度を・・・」と励んでいると、近くの空間に歪みが生じているのに気づく。
「空間探知」が初めて反応した・・・なんだこの”歪み”？」「・・・いや、何となく感じる」「この”歪み”の向こう側に別の空間が繋がろうとしている」「つまり、これは・・・転移魔法！！」「誰かがここに転移しようとしてる」「私のにわか空間魔法なんかよりはるかに格上」「それだけの知性を持つ相手が私を狙って来る・・・！！」「うっ、来たか！」と考えていると、中から黒マントの男が現れる。
蜘蛛子が「う・・・ダメだ、これは勝てない」と感じると、鑑定結果も「鑑定不能」と表示され、「〈叡智〉が通じない・・・多分レベルが段違いすぎるんだ」「地龍やマザーすら超える高位の存在・・・！？」「でも・・・あいつらみたいに恐怖は感じない」「逆になんか親近感っていうかモヤッとした気分・・・」「初対面・・・だよね？なんだこの感覚は？」と感じていると、男は「・・・＊＊＊、＊＊＊＊＊＊＊」と知らない言語を話し出した。
蜘蛛子が「は？アイキャントスピークイセカイゴォ」「いや、だから日本語でプリーズ」「てか、そもそも声出せないし・・・どうすんのこの状況・・・？」と慌てていると、頭上に一筋の光が見えスマホが降ってくる。
「どう見ても前世地球のスマホだ・・・」「しかも感知スキルに一切反応してなかったぞ！？」と考えているとスマホが鳴り、男が電話に出ると「女の声」「すごい澄んだ綺麗な声だけどなんか・・・聞いてるだけで得体の知れない不安がわき上がってくる」「なんだこれ・・・怖い、震えが止まらない」とスマホの向こうから聞こえてくる声に感じていた。男はスマホを蜘蛛子に投げつけ、蜘蛛が「え、私？」「会話できないって言ってんのに・・・」と焦っている内に空間の歪みの向こうに去ってしまった。
するとスマホの向こうから「蜘蛛さん」「あなたは会話ができませんので思考を直接読んでいます」「普段そこまでは干渉しません、一時的な措置です」と告げ、蜘蛛子が「だ・・・誰だあんた！？」と女の正体を尋ねると、「初めまして、Dです」と伝えられた。
