蜘蛛ですが、なにか？31-1話のネタバレを掲載。31-1話では、蜘蛛子が長距離転移の魔法を身につけていく。そして、長距離転移によって人間と遭遇することとなる。蜘蛛ですが、なにか？31-1話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？31-1話のネタバレ
蜘蛛子はマイホームを作り「最高じゃ〜！ラグジュアリーな気分だわ〜♪」とくつろいでいた。
「中層では作れなかったひっさびさのマイホーム」「上層のこの居心地良さよ！」「糸張り放題で防御は完璧」「強い魔物もいないからぐっすり安眠♪」「下層・中層と死ぬ気で頑張ってきたんだからこのくらいの休日はあってもいいよね・・・」と満喫していると、「熟練度が一定に達しました。スキル〈飽食LV2〉が〈飽食LV3〉になりました。」と告げられた。
「と、ゴロゴロしてはや数日」「あ、食糧が尽きたか・・・」「戻った時に結構な量を獲り貯めてたけど、さすがにそろそろ狩りを再開しなきゃ・・・」「今の私は〈威圧〉と〈恐怖を齎す者〉のコンボで敵が寄りつかないのでマイホームで待ってるだけじゃ食糧が獲れない」「まずは食糧と経験値稼ぎだ」「ついでに上層のマッピングもね」「出口は簡単に見つからないだろうけど・・・もう1レベルを上げれば更に進化できる」「それも目標にまったり狩っていきますかね・・・」「数日後、上層から生命の反応が消えました」と行動を終えていく。
「なぜこうなってしまったのか・・・まったくわからん」「何とも不可解な事件ですね、現場の蜘蛛子（肉体）さんどういった状況ですか」「え〜、現場は不気味に静まりかえっています・・・」「周囲に動くものの姿は全くありません」「なんとこの怪奇事件の裏には・・・謎の未確認モンスターが関わっているという情報を入手しました」と一人芝居を始め、被害者たちは「イヤー、なんかどぎつい威圧感出しながら魔法ブッ放すヤバい奴がいて〜、さすがに？逃げるしかないっつうか〜」「このへんシメてた蛇さんがワンパンで殺られたらしいよ」「気付いたら背後にいるんだってな超ヤベーじゃん・・・」と語っていく。
蜘蛛子が「この生物、詳細は謎に包まれています、現場からは以上です」「恐ろしい生物がいたものですね」「いったいどんな怪物でしょうか・・・」「なんてね☆私だよ！！」「魔物いねーよ！！逃げすぎだよ！！」「あいつらこぞって大移動始めやがるんだもの」「追えば速度で追いつけるし、マグマに潜られる事もないし・・・とか思ってたけど限度があるわ！！」「おかげでせっかく作ったマイホームに帰れないまま移動狩りの日々・・・」「どこの遊牧民だよ！！いや、生活様式は狩猟民だけど！！」と苦戦していた。
「これは・・・アレの出番か」「魔法担当一号！！」「空間魔法の熟練度の状況どうなってる？」と尋ね、魔法担当は「ん？火龍戦でそこそこ上がってるよ〜」と答え、情報担当はスキル表を確認し「今はレベル8か・・・じゃあもう一つ上げてアレを取っておこう」と決めた。
蜘蛛子が〈長距離転移〉を発動する。
そして糸で獲物を捕らえていく。
「さすがに持ち歩けないな」「いったんマイホームに置いてこよう」「とう！！」と再度空間転移魔法を発動させ、一瞬でマイホームに戻ってきた。
「「長距離転移魔法」空間魔法レベル9。一度訪れたことのある場所へ瞬時に移動できる。」と表示され、蜘蛛子は「この魔法で獲物不足は解決した」「あっちこっちで魔物がいそうな辺りに転移して発見しだい狩る！！」「一度自分の足で現場行く必要はあるんだけど、帰りを気にしなくていいから行動範囲は一気に広くなった」「中・下層と比べたら経験値はショボい」「まあ、やられる事はまずないけど」「もうちょっと大物でも捜してみるか」とさらに奥に進むとフェネグラッドを発見する。
蜘蛛子が「おらおらおら、地龍がナンボのもんじゃー！！」と邪眼を浴びせると、地龍はその場に倒れていく。
「はいよ、麻痺一丁ォ！！」「強さは大体ウナギくらいだったけど・・・今の私なら楽勝だな」「直接殺ってもよかったけどぉ、せっかくだから邪眼コンボ試しちゃった♡」「じゃあ、解体してマイホームに運ぶか・・・」「めんどくさいなぁ、転移できるんだしここ置いといてよくない！？」「よそ行ったスキに他の魔物に横取りされない？」「そんならここに簡易ホーム作ればよかと」「うーん、まあそれでいくか・・・」と簡易的なマイホームを作り始める。
「スタミナはストック分まで満タンに戻った、これで緊急事態にも耐えられるね」「さーて・・・腹ごなしにもう一狩りしてきますか！！」と再度空間転移魔法を発動させると、人間がいる所に転移していった。
<<前の話 31-1話 次の話>>
