終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】30話のネタバレ|沖田総司が登場

終末のワルキューレ30話のネタバレを掲載。30話では、ジャックが勝利したことでラグナロクが2勝2敗のタイとなる。そして、控え室では沖田総司が出番を待ちわびていた。終末のワルキューレ30話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

終末のワルキューレ30話のネタバレ

あれもまた人間だよ

まさかの終幕にヘイムダルが「ラ・・・神VS人類最終闘争第四回戦は・・・ジャック・ザ・リッパーの・・・勝利・・・」と宣言する。

手袋がフレックに戻るとジャック・ザ・リッパーが「おや・・・お嬢さん」「御機嫌いかがですか?」と声をかけ、フレックは「ふん!」「あんたの方こそどうなのよ、神を殺した気分は?」と尋ねる。

ジャック・ザ・リッパーが「・・・わかりません」「これは・・・私が識らない感情です・・・」と答えると、フレックは「・・・そう」「哀しい時に哀しい顔ができないなんて・・・あんたって本当に可哀想な人ね」と言い放った。ジャック・ザ・リッパーが「・・・私が?」と意味がわからずにいると、フレックは自分の服が汚れていることに気づき「ちょっと!!フレックちゃんがドロッドロじゃない!!」「まったく・・・あんたのせいですぐにシャワー浴びなきゃ・・・」「あんたもすぐ医務室へ行ったほうがいいわよ」「わかった?坊や」と告げ先に去っていった。ジャック・ザ・リッパーはヘラクレスの「お前の覚悟にオレも全力で応えよう!!」「苦しみから救ってやる」「オレはいついかなる時も人間を愛している」という言葉を思い出しながら「もし・・・願いが叶うなら・・・もう一度・・・あなたに逢いたいです」と出口に向かっていく。

観客それぞれが複雑な思いを抱く中で傷だらけの勝者に送ったのは・・・賞賛ではなく罵倒であった。

カストルも「なんでだ・・・」「なんでアルケイデスがあんなやつに・・・」と石を手に取ったが、ヘラクレスの「今後二度と人間に仇なさんと誓え」という言葉を思い出し、石を投げつけることはできなかった。

コナン・ドイルが「ジャック・ザ・リッパーの底知れぬ悪意が・・・神をも呑み込んだというわけか・・・」「やはりやつは人間ではなく・・・化物・・・」と言い切ると、シェイクスピアは「いや・・・そうして目をそらしてはいけないよ・・・」「あれも・・・また・・・人間だよ・・・」と投げつけられる石やゴミの中で紳士的にポーズを取るジャック・ザ・リッパーを見て告げた。

ロキが「人間の勝ち・・・か・・・」「・・・あの空中に飛び上がった時にはもう、ジャック・ザ・リッパーにはこの結末が見えていたんだろうね・・・」「ピンチのように見えたあれも『布石』」「致命傷を免れるように落下位置を計算し柵を脇腹に突き刺した」「『そこまでして手に入れたもの』だと、本命の武器があの”鉄柵レイピア”の暗器だと信じさせるため」「しかし、本当の目的は手袋に纏わせるのに十分な量の・・・血液を得るためだった」「最後の武器は己の血液・・・」「脇腹に刺さった鉄柵こそがこの試合最高のブラフ・・・」「あれがヘラクレス君を、そして僕らも見事に欺いた・・・」とジャック・ザ・リッパーの全てを語ると、ヘルメスは「しかし・・・言うは易し」「私ならこんな危険なギャンブルは絶対にごめんですよ」と言った。ロキが「命を賭けなければヘラクレス君には勝てない・・・って決断したんだろうね・・・」「まったく本当に・・・大したヤツだよ」と評価すると、アレスは「違う・・・そうじゃない」「称えるべきなのは・・・最後まで折れなかったヘラクレスだ!!」「ヤツは最後の瞬間まで・・・変わることなく前を向いていたんだ・・・」「・・・だから・・・だから・・・神友に報いるため・・・オレもまた前を向こう」と涙を流しながら立ち上がった。

ゼウスが「これで2勝2敗か・・・」「はぁ〜・・・」「勝ち越されることだけは到底・・・許されんぞ・・・」と圧を発するとmロキは「勝ちたいのは・・・向こうも同じだろうけどね・・・」とつぶやき、「さぁ・・・次はどう出る?」とブリュンヒルデに視線を向けた。





すべてが終わったら私もそちらへ参ります

ゲルが「ヘラクレス兄様・・・ヘラクレス兄様が・・・」「うわああああ!!」「これで・・・満足なんスか?」「あんな殺人鬼にヘラクレス兄様を殺させて、お姉さまはこれで満足なんスか!?」と泣きながら怒りを露わにすると、ブリュンヒルデは「ワルキューレの名の由来は”戦死者を選ぶ女”」「我らに感情など無意味・・・」「人類を救う為にただ己が為すべきことを・・・」「為すだけです」と血が滲むほど手を握り込んでいた。

ブリュンヒルデはアカシックレコードルームに入り、すでに敗れた呂布奉先とアダムの写真の前に供えられていたカップに水をやり「人類と共に祀ることを・・・ヘラクレス兄様なら・・・お許し下さいましょう・・・」「兄様・・・しばしお待ち下さいね」「すべてが終わったら・・・私もそちらへ・・・参ります」とヘラクレスの遺影を抱き締めながら涙を流していった。

闘技場内回廊、人類闘士控えの間。ジャック・ザ・リッパーの試合映像を見ていた二人の男がいた。長髪の青年が「いやぁ・・・達人同士の凄い死合だったなぁ・・・」「・・・強い人ってまだまだいるんですねぇ」と言うと、ガタイのいい男が「同感だ」「『呂布奉先』『アダム』『佐々木小次郎』、そして『ジャック・ザ・リッパー』」「集められているのは古今東西誠の武士ばかり・・・」「この”神VS人類最終闘争”の代表に選ばれたということはまさに・・・我らの誉れだぞ、なぁ総司」と返すと、沖田総司房良も「分かってますよ・・・近藤さん」と返した。

沖田は「あ〜あ、早く来ないかなぁ」「いつ来るのかなぁ僕の番」とワクワクしていた。

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