終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】22話のネタバレ|ヘラクレスの過去が明らかに

終末のワルキューレ22話のネタバレを掲載。22話では、ヘラクレスの過去が明らかになっていく。かつてのヘラクレスは誰よりも貧弱な体をしていた!?終末のワルキューレ22話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

終末のワルキューレ22話のネタバレ

神でさえ折ることができなかった強靭な心

ヘイムダルが「さ・・・最強の英雄に対し先手を取ったのは・・・まさかの連続殺人鬼!!」「人類の悪意が神の玉体に突き刺さった!!」「まさに神をも欺くブラフ!」「これが人類700万年の悪意の結晶・・・ジャック・ザ・リッパー!!」と盛り上げる。

ヘラクレスは「悪意の結晶・・・?」「これがお前の悪意なら・・・全て砕くのみ」と自身に刺さったナイフを全て外し握り潰した。

ロキがアレスとヘルメスの元に現れ「あれれぇ、大丈夫ぅ?」「ギリシャさん、やばいんじゃないの?」「あ〜んなに大口たたいたのにさ〜〜〜」と煽るが、アレスは「黙ってろ」「わたしはあの漢を・・・ヘラクレスを絶対的に信じている」と言い切った。

ジャック・ザ・リッパーがナイフをひっきりなしに投げつけるが、ヘラクレスは全てを弾いていく。

が、今度は軌道を変化させたナイフを放ち、ヘラクレスに突き刺さる。

ヘイムダルは「へ・・・変化球・・・!?」「直球、カーブ、スライダー」「不規則に変化する凶器の軌道に翻弄される・・・ッ」「あ・・・あの剛力無双ヘラクレスが防戦一方ーーーッ!!」と実況すると、人類は「いけぇ、二度目の神殺しだ」「そこだやっちまえ、ジャック、切り刻め」「いいぞ!!神の野郎びびってやがる!!」とジャック・ザ・リッパーを応援する声が上がった。アレスが「びびってるだと?」「よく見ろ人間ども・・・」と言うと、ヘラクレスはナイフを弾きながらも少しずつジャックとの間合いを縮めていた。

アレスは「ヘラクレスの強さの本質は剛力ではない・・・」「神でさえ折ることができなかった強靭な心だ」とかつてを振り返った。



神の正義に身を委ねよ

テーバイ(ギリシャ)B.C.2000年頃。不屈の闘神ヘラクレスは、如何にして神になったのか?後にヘラクレスと呼ばれる少年、アルケイデスは誰よりも貧弱な体格をしていた。

アルケイデスがいじめられっ子からカストルという少年をかばうが、結局二人でボコボコにされてしまった。

カストルが「や・・・やられちゃったね(予想取り)」「弱いくせにどうしてしゃしゃりでてきたの」と尋ねると、地面に倒れたままアルケイデスは「決まってるだろ、あいつらが悪かったからだ」と言い切った。カストルが「アルケイデス・・・キミってすっごい優しいの?それともすっごいバカなの?」と起き上がりながら言うと、アルケイデスは「どう思われていてもいいさ・・・」「僕は正しい者の味方でいたいだけだ」「さぁ行こう」と言い放った。カストルが「そんなボロボロでどこへ?」と聞くと、アルケイデスは「決まってるだろ、牛を取り返しにだよ」と笑った。

誰よりも貧弱な少年は、誰よりも強く正しい心を持っていた。喧嘩の時も狩りの時も、いついかなる時もアルケイデスは正しき者のため、貧弱な体で先頭に立ち続けた。

カストルが「ホラ食べなよ」と肉を差し出すが、アルケイデスは「カストル・・・僕には食べる資格がない・・・」「もっと強くなって・・・役に立たなきゃ」と無力感を感じながら腕立て伏せをしていた。

すると、不良少年たちが「おーいたいた、口だけヒーローさんじゃねえか」「ヘッへ、聞こえたぞ」「何だアルケイデス強くなりてぇのか?」「だったらよ、神殿のアレを飲んでみたらどうだ?」と提案してきた。

ゼウスの血、通称”アムブロシア”。それを真の強者が飲めば不死の肉体を得るが、偽りの者が飲めば即死するという伝説があった。後の勇者アキレウスもアムブロシアによって無敵の肉体を手に入れたとされる。

少年たちが「よせよせ、あんな貧弱なやつが飲んだって即死だ即死」「だよな」と笑いながら去っていくと、カストルが「本気にしちゃダメだよ、あれはただの伝説だよ」と伝え、アルケイデスも「分かってる」「いくら強くなりたくても死んでしまったら意味がないからな」と目の前の肉にかぶりついた。

翌日からアルケイデスは「力を・・・もっと力を!!」と素振りを繰り返す。少年は道が2つあったなら迷わず苦しい方を選んだ。ただ正しき者を守る力を得るために。いつしか、貧弱だった少年をバカにするものはいなくなっていた。

だが、B.C.2000年、人類存亡会議にて。ゼウスが「では、とりあえず人類は今回も存続ってことで・・・ええかの?」「とはいえ・・・神々の意見も聞きたいところじゃの」と言うと、アフロディテは「うーん、すぐ動物を絶滅させる上に相変わらず戦争ばかりだし、確かにちょっと懲らしめた方がいいんじゃないかしら・・・」「特にこの・・・テーバイあたりの人たち」と言う。ロキも「えー、じゃあバベルの塔壊したときみたいにまた・・・ヤッちゃお」と楽しそうに言うと、シヴァが「ロキ、お前のやり方じゃ仕置きが過ぎて何もかも滅ぼしかねねえ」「今回はオレが征くわ」と立ち上がるが、「お待ち下さい・・・」「テーバイは我が縄張り、ここはこの軍神にお任せ頂きたい」とアレスが願い出た。

まだ人と神が近しき古代。人類が増長したと判断されるたび、文明は幾度となく神の手で破壊されてきた・・・。その年、テーバイに神軍が襲来。その先頭にいたアレスは「テーバイの民よ、その命をもって罪を雪げ」「神の正義に身を委ねよ」と言い放った。

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