終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】21話のネタバレ|ジャック・ザ・リッパーの神器が明らかに

終末のワルキューレ21話のネタバレを掲載。21話では、ヘラクレスがジャックの戦い方に翻弄されていく。そして、ジャックの神器が明らかになった。終末のワルキューレ21話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

終末のワルキューレ21話のネタバレ

それが紳士なのです

リング上で対峙するヘラクレスとジャック・ザ・リッパーを見てヘイムダルが「人から神に成った栄光に包まれた正義の象徴が・・・人間の最もドス黒い悪の結晶と・・・真正面から対峙する!!」「まさに正義VS悪!!」「どうなるかまったく予想がつかない一戦だ!!」とマイクパフォーマンスで盛り上げる。

モニターを睨みつけるヘラクレスにゲルが気づき「お・・・お姉さま、なんかヘラクレス兄様がめっちゃキレてる気がするんスけど・・・」と言うと、当のヘラクレスは「・・・なぜだ」「これまで戦った呂布やアダム、佐々木小次郎はまさに人類代表としてふさわしき漢たちだった・・・その闘志が神々の心を動かすほどに・・・」「なのにこいつは・・・オレの相手は何だ!?」「か弱き乙女たちの命を弄んだ連続殺人鬼(クズ中のクズ)だと・・・!?」と憤りを見せ、「なぜだ・・・」「ふざけるなブリュンヒルデ!!」と怒りを露わにした。

人類たちが「れ・・・連続殺人鬼が人類の代表か」「正直どっちを応援したらいいか分からねえよな」「つーか、そもそも”切り裂きジャック”ってどういう奴だっけ?」と言うと、横にいたアーサー・コナン・ドイルが「ジャック・ザ・リッパー」「人類史上最悪の殺人鬼・・・」「19世紀後半・・・ロンドンシティの貧民街で少なくとも5人の娼婦を鋭い刃物で殺害・・・」「ロンドン市警が威信をかけ犯人を追ったが、その尻尾さえつかむことはできなかった」「そう・・・あの謎はわたしのシャーロックにさえ解けなかったのだ」と語る。

世界最高峰の頭脳を持ったこの推理小説家もまた、その生涯をかけジャック・ザ・リッパーの正体を追い求めながらついに果たせず終わった。

ヘラクレスが「最初に言っておく、頭を垂れ敗北を認めろ」「さすれば魂の完全消滅(ニブルヘル)だけは赦されるようゼウス様にかけあってやる」「オレは無益な殺生は好まん・・・貴様と違ってな!!」と怒りを露わにすると、ジャック・ザ・リッパーは「Sir・・・わが庭での対戦を受け入れて頂いた上に過分なお心遣い感謝します・・・」「しかし・・・残念ながらそれはできません」「どれほど敗戦濃厚であろうと・・・申し込まれた決闘は必ず受ける・・・」「それが・・・紳士なのです」「お見知り置きを・・・」「これが私の神器錬成です」と二本のナイフを合わせて一本の大きなハサミとして構えた。

ジャック・ザ・リッパーは「素晴らしいですね・・・神器というのは」「何でも・・・切り裂けそうです・・・」と柱を真っ二つにする。

ヘラクレスが「・・・よかろう」「それが貴様の望みならば・・・お前の覚悟にオレも全力で応えよう!!」と言い放つが、ジャック・ザ・リッパーは背を向け全力でヘラクレスから逃走していく。

まさかの逃亡にヘラクレスは「・・・逃げた!?」「〜〜〜ッ」「待て!!」と男の誓いを踏みにじられたことに怒りを顕にして追跡する。

ジャック・ザ・リッパーを見つけたヘラクレスが「なんのつもりだ?」と言うと、ジャック・ザ・リッパーはテラスに座り紅茶を煎れながら「失敬」「ちょうど紅茶の時間だったので」「戦士といえどティータイムは休憩するのが紳士の嗜み」「一杯いかがです?Sir」と返す。

ヘラクレスv「武器をとれ」「貴様・・・」と歩みを進めるが、目の高さに張り巡らされたピアノ線に気付く。

ヘラクレスが「これは・・・」「下らん」とピアノ線を払うと、今度は頭上から大量のナイフがヘラクレス目掛けて飛んできた。

が、ヘラクレスはナイフをすべて肉体でナイフを跳ね返す。

ヘラクレスが「貴様・・・ブリュンヒルデから何も聞いていないのか?」「人器ごときでは神の肉体にかすり傷ひとつつけることさえ能わぬ」と言い放つと、ジャック・ザ・リッパーは「何でも自分で試してみないと・・・納得できない性でして・・・Sir」と紅茶をすする。



紳士の嗜み

ヘラクレスが棍棒を振りかぶり「消えろ」と言うと、ジャック・ザ・リッパーは「Certainly(かしこまりました)」と懐から銃を取り出し、ワイヤーで屋上へと逃走する。

ヘラクレスは「無駄な足掻きを・・・」と地面を粉砕するほど強く踏み込み空中のジャック・ザ・リッパーに迫っていく。

ジャック・ザ・リッパーはハサミでガードするが、棍棒のパワーに神器が大破してしまった。

ヘラクレスが「・・・終わりだ」と迫ると、ジャック・ザ・リッパーは距離を取り苦し紛れにナイフを繰り出す。

ヘラクレスが「何度言ったら分かる・・・」「人器ではオレには通用せん」「無駄だ!!」ジャックに向かっていくが、刺さるはずのないナイフがヘラクレスの体に突き刺さっていた。

ヘラクレスが「な・・・なぜだ?」と現状を把握できていないでいると、ジャック・ザ・リッパーは「『なぜ』・・・?ああ・・・」「ワタシの神器錬成はそのハサミ・・・そう言いました」「・・・が、あれ嘘です」と言い放つ。

ジャック・ザ・リッパーが「あんな仕込み引っかかるとは・・・あなたもずいぶん育ちがいいですねぇ?」と言うと、ヘラクレスは「本物は・・・ナイフ・・・か?」と尋ね、ジャック・ザ・リッパーは「・・・ワタシの神器錬成は」「この”神器を創出する袋”そのものです」「ただし残念ながらこの袋より大きな武器は作れませんがね」「身につけるものは既製品(レディメイド)ではなく特注品(オーダーメイド)」「それが紳士の嗜みですから」とナイフを構えた。

ジャックの戦い方を見たゲルが「や・・・やっぱりボク・・・分からないス」「なぜ・・・あんな奴を選んだんスか」と疑問を口にすると、ブリュンヒルデは「・・・ゲルよ」「人間が唯一神に勝っているものはなにか・・・分かりますか?」「それは悪意です」「人類の底知れぬ悪意の結晶は善なる最強神をも穿つ・・・」と邪悪に笑う。

ジャック・ザ・リッパーは「さぁ・・・勇者よ・・・」「震えろ」と悪意の篭った笑みを浮かべた。

<<前の話 21話 次の話>>

あわせて読みたい
【終末のワルキューレ】全話のネタバレ一覧こちらのページに終末のワルキューレのネタバレをまとめております。終末のワルキューレの最新話や過去の話を読みたい方はこちらのページをご活用...
▼LINE登録でお得な情報を配信中▼
友だち追加