終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】10話のネタバレ|アダムの過去が明らかに

終末のワルキューレ10話のネタバレを掲載。10話では、終末のワルキューレ10話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

終末のワルキューレ10話のネタバレ

神々への憎しみ

後に・・・アレス神は”眼の前で起きた事”についてこう述懐した。アレスは「恥を晒すようだが・・・正直に語ろう」「自慢じゃないが俺は”軍神”、闘いのプロだ・・・」「オヤジの黄昏流星群も神の斧も・・・凡神には影さえ見えてなかったのだろうがオレはこの眼で捉えていた・・・ハッキリとだ」「だが・・・いいか?「神」に誓って言うぞ?」「オレはあの時一瞬も眼を離さなかった・・・なのにだ」「オヤジが拳を繰り出そうとした・・・そう思った」「次の瞬間、気がつけばオヤジの顔が後ろを向いていた」とアダムとゼウスの戦いを捉えきれなかったことを語る。

アレスが「どういうことだ!!いったい何が起きたんだ!?」「見ていたのに見えなかったぞ!?」と声を荒げると、ヘルメスは「どうやらあの人間の能力は我々の想像を超えているようですね」「あの時、ゼウス様が奥義を放つと同時・・・いやほぼ同時に・・・何らかの方法で技を模倣(コピー)」「そして、ゼウス様の拳を紙一重でかわし・・・そして、拳を合わせた」とアレスに説明していく。

アレスがヘルメスにつかみかかり「お前には見えていたと言うのか!?」「軍神の俺にも見えていなかったものが!?」と問いただすと、ヘルメスは「いえ・・・ただそう感じただけですよ・・・アレスお兄さま」と告げる。

アレスは「とにかく何が起きたかオレには全く訳がわからなかった」「ただひとつだけはっきりしていることがある・・・」「オレは・・・この先1000年修行してもあの人間を倒せない!!」とアダムの強さを肌で感じていた。

アダムもゼウスの傍で「だから言ったのに、後悔するよ?って・・・」と興味薄そうにつぶやくと、ヘイムダルが「ダウンダウンダウンダウンダウンダウン、ダウゥウウウン!!」「信じられねえが・・・見てのとおりだ!!」「とにかくゼウス様がダウン!!」「完膚なきまでにダウン!!」「俺達はいま、宇宙史上初の奇跡を目にしているーーー!!」と実況していった。

ゲルが「強い・・・強すぎるっスよ・・・」「いくら神の技を真似できたからって本物を倒せるかどうかは別の話・・・」「なんなんスかあのアダムって人間は!?」と驚くと、ブリュンヒルデは「言ったはずです、あの強さの源泉は最凶の精神力」「そう・・・神々への憎しみ・・・」とかつてのアダムを振り返った。

かつてエデンの園にて、アダムは動物たちと共に何不自由ない楽園生活を送っていた。その時までは・・・。

天界裁判所にて、アダムの妻であるイヴが証言台に立たされ「ち・・・違います・・・っ」「神に誓って私は善悪の実など食べておりません!!」と疑惑を否定していたが、検察の蛇神が「いいえ、ワタシはこの目ではっきり見たのです!!」と叫んだ。

神から与えられた木の実をイヴが食べたと蛇神が告発!!だが事実は・・・。蛇神がイヴを手篭めにしようと背後から襲いかかり、イヴが「だ・・・誰か!!」「アダムーーー!!」と叫ぶが、蛇神が「こんな所に誰が来るかよ、あきらめな」とささやくように告げる。飛んできたハトが蛇神を突ついた一瞬の隙にイヴは逃げ出すことができた。蛇神がイヴを我がモノにしようとし・・・イヴが夫への操を貫いたが故の逆恨み。

蛇神は証言台にて「これが証拠!!」「その女がかじった善悪の実です!!」と自分でかじったりんごを証拠として提出した。全くの濡れ衣!!しかし、政府は神!司法も神!検察も神!全権力を神が握る楽園で人が有罪になる確率は99.99999%!!下された審判は『楽園追放』だった。

蛇神が「フン・・・俺のモノにならぬのなら楽園には不要だ」「せいぜいひとりぼっちで外の世界を苦しみ生きろ」とほくそ笑んでいると、突如扉が開き衛兵が倒れ込んでいく。

そして、奥からアダムが入ってくる。

神々はアダムが善悪の実をいっぱい抱えてきていることに気づく。

神々が「アイツが全部もいできたのか!?」「イカれてやがる、もいだ数だけ罪になるぞ」と騒然としていると、蛇神が「アダム、何しに来やがった?」「ここは神々の神聖な裁きの場だ、お前なんかが来る場所じゃねえぞ」と告げるが、アダムは堂々と善悪の実を食べ始めた。

そして、「すっぺ」とりんごを吐き出し、蛇神は「すぐ吐いたぁぁ!?」とツッコミを入れた。

その後もアダムはりんごを食べては吐きを繰り返しながらイヴの元へと向かう。

蛇神が「アダム、裁判を混乱させ妻を救おうとでも・・・」と声をかけるが、アダムは無視して「イヴ、君が行くなら俺も行く」と手を差し伸べた。

それを聞いたイヴは嬉し涙を流しながらアダムに抱きつく。

蛇神が「カーーーッ」「てめぇら、頭ん中まで楽園かァ!?」「ここまで神々を冒涜しておいてハッピーエンドはありえねえぜ」と敵意を剥き出しにしていく。

アダムが「あのさ、小鳥たちに聞いたんだけど、蛇がイヴを泣かしたって」と迫ると、蛇神は「だったら何だよ木偶が!!」「夫婦仲良くコマ切れに切り裂いて土に返してやらあ!!」と襲いかかるが、アダムは神虚視で蛇神の攻撃を模倣し返り討ちにした。

蛇神はコマ切れにされ死亡した。

イヴが「アダム・・・ごめんなさい、私のために・・・」と謝ると、アダムは「俺たちのためさ」「さぁ行こう」「オレたちふたりで新しい楽園を作るんだ」と手を握り、そのまま楽園を追放され地上へ去った、永遠に。





子供たちを守るのに理由がいるのかい

そして今、観客席ではイヴが「アダム!!」「やったやったー、勝ったのね!!」と歓喜し、その美しさに他の観客は鼻血を飛ばしていた。アダムの息子たちも「おふくろ・・・やっぱりオヤジはすげえな」「神をノックアウトだ」と誇らしげに話していた。

ヘイムダルは「リ・・・復讐(リベンジ)完了ーーー!!」「楽園追放の憎しみをアダムが見事100倍返し、神々に見せつけたーーー!!」と叫ぶと、ゲルは「これで2戦目白星イーブンっス!!やったっス!!」と喜び、ブリュンヒルデはニヤケ顔を隠しながら「ゼウス登場には少々あせりましたが、相性は良かったようで結果オーライですね」「何より一番やっかいそうなあのジジイをいきなり潰せた事が・・・重畳!!」「だめ!!笑っちゃう!!」と爆笑し始めてしまう。

ヘイムダルが「さぁ、いいかげん宣言だ!!」「神VS人類最終闘争第二回戦はーーーアダムの勝利で決っちゃああんぐむっ!?」とアダムの勝利を宣言しようとした瞬間、ゼウスにより宣言が止められる。

ゼウスが「まだじゃよ」と立ち上がり、反対側にねじれた頭を自力で戻すが、ヘルメスは「ですがあれは・・・効いてますよ」とゼウスに蓄えられたダメージを察していた。

アダムが「おじいちゃん、無理しないでね」と言うと、ゼウスは「わかったわかった・・・」「そういう軽口も伊達ではなかったという事じゃの」「おぬしを少し理解させられたわい・・・」「ならばこのジジイにもうひとつ教えてくれや」「おぬしのその目には神々への憎しみの炎は感じられぬ」「おぬし、本当のところなぜ神々との闘いに出てきた?」と問い詰め、アダムは「ハァ、キミまでそんな事言う」「どいつもこいつも「憎しみ」?「復讐」?」「どれもいらない、「なぜ」はない」「子供たちを守るのに、理由なんているのかい」と言い放った。

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