終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】20話のネタバレ|ラグナロク 第四回戦がジャック・ザ・リッパーVSヘラクレスに

終末のワルキューレ20話のネタバレを掲載。20話では、ラグナロク第四回戦の神側闘志がヘラクレスと判明する。対して、人類側闘士はジャック・ザ・リッパーが選ばれ、正義VS悪の闘いが始まっていく。終末のワルキューレ20話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

終末のワルキューレ20話のネタバレ

ギリシャの借りはギリシャに返させてくれんかのう?

神が人に敗北した。そのあり得べからざる現実を前に、神々はただ沈黙をもって応えた。

ヘイムダルが「だ・・・誰がこの結末を予想しただろうか・・・?」「ついに・・・ついに第三回戦にして人類が・・・神から一勝をもぎとったぁああああ!!」と場を盛り上げると、人類は歓喜の声を上げ、小次郎は「ふう・・・まったく騒がしいねぇ・・・」「初めての勝ちなんだ・・・もうちょっとひたらせてくれんかねぇ」と言った。

ブリュンヒルデが「神々よ・・・目を啓くのです・・・」「これが・・・人類の底力です!!」と希望を感じていると、オーディンはイスの肘掛けを破壊するほどに力を込め、ロキも頭を掻きながら「マジかぁ〜」「これ・・・ジョークじゃ済まなくなってきたよ・・・」と真剣な表情で言い切った。

小次郎がリングから出るために架けられた橋を見て「帰りは歩きかい・・・」「舟こぐよりはマシだが・・・」「さすがに・・・疲れたね・・・」と倒れそうになると、「小次郎・・・ッしっかり!!」「大丈夫ですか?」とフリストに支えられる。

フリストを見たゲルが「フリストお姉さま!!」と無事を喜ぶと、”轟かす者”のフリストが顔を出し「ピーチクパーチクうるさい子だね」「言ったろゲル、仇は必ず取ってやるって」と頼もしげに返していった。

ゲルが「よかった・・・いつものフリストお姉さまだ・・・」「ほんとに無事でよかったっス・・・」と安堵しながら「でも・・・ついに人間が神に勝ったんスね・・・」と喜んでいたが、ブリュンヒルデは「・・・いえ、まだあと6つです」とまだまだ長い道のりであることを感じており、それを聞いたゲルは「お姉さま・・・本気で神々に勝利するつもりなんスね・・・」とブリュンヒルデの決意を感じていた。

神々の離宮ゼウスの間。

ゼウスが「で・・・雁首そろえてどしたん?」と尋ねると、シヴァが「しらばっくれてんじゃねえぞ、ジイさん!」と声を荒げる。

ロキが「兄であるポセイドンが討たれたってのに・・・ずいぶん余裕だね?」と言うと、ゼウスは「ふむ・・・ま・・・ポセイドンよりあの人間の方が強かった・・・」「ただ・・・それだけじゃ」「それに・・・おぬしらも見ていたなら分かるじゃろ」「この闘いが・・・どういうものか」「ふう・・・まずは認めよう」「人類は、強い」「どうやらあの戦乙女の小娘、本気で神々を斃すつもりじゃ」「ならばこちらもそのつもりで闘わねばなるまい」と認識を改めていった。

シヴァが「そうと決まりゃあ・・・次は俺だな」「これ以上人類を調子にゃ乗らせねえ!!」とやる気満々でいると、ゼウスが「あ〜・・・それなんじゃが・・・」「たびたび・・・すまんがのう・・・」「ギリシャの借りはギリシャに返させてくれんかのう?」と復讐に燃えたぎっていた。

闘技場内回廊。ブリュンヒルデが「神の威信にかけて二連敗は許されない・・・」「神側にとって次は絶対に敗けられない闘い、勝負をかけてくるでしょうね」と神の考えを推測していると、ゲルが「となるといったい誰が出てくるんスかね」と言い、そこに「オレだ」と一柱の神が目の前に現れた。

ブリュンヒルデは「ヘラクレス兄様」と腕を組み交わすと、ヘラクレスも「ハハッ、大きくなったなゲル!!」と気さくに返した。

ブリュンヒルデが「お久しぶりです・・・ヘラクレス兄様」と挨拶すると、ヘラクレスは「久しいなヒルデ、あいかわらずお転婆が過ぎるようだが?」と告げた。ブリュンヒルデは「ヘラクレス兄様こそ昔と変わらずの様子で何より」と返す。ブリュンヒルデが「・・・ところで・・・先ほどの「オレだ」ということは・・・」と懸念事項を尋ねると、ヘラクレスは「ああ・・・次の試合はオレが出る」と告げた。ブリュンヒルデが膝をつき「このようなことを言える立場ではありませんが・・・どうか・・・ご武運を」と頭を垂れると、ヘラクレスも「ああ・・・人類もな」と言葉を交わしその場から立ち去っていった。

階段を登るヘラクレスの元に「ヒュ〜、見ぃ〜ちゃった」「ヘラクレスちゃんえらく戦乙女たちと仲良しなんだねぇ」とロキが現れる。

ロキが「あ、そっかぁ、北欧とギリシャ場所は違えど同じ半神半人(できそこない)だもんね♪」「やりづらいんじゃないの〜?」と悪態をつくが、ヘラクレスは笑いながら「人類は強敵・・・」「神代表として・・・ひとりの武人として恥ずかしくない闘いをするまでだ」と返した。

ヘラクレスが「ロキ・・・ひとつ言っておくが・・・オレは”人類の終末”に反対だ」「だが・・・神VS人類最終闘争が始まった以上オレは負けられない」「神代表のひとりとして必ず完膚なきまでに勝つ!!」「・・・そして、そしてその上で人類救済を申し出る・・・!!」と宣言すると、ロキは「ふッ」「キミ相変わらずさあ・・・どっちの味方かわかんないね」と不穏な気配を醸し出し、ヘラクレスは「オレはいつも・・・いつも正しい者の味方だ」と言い切って階段を登っていった。





正義VS悪

アカシックレコードルーム。

ブリュンヒルデが「そう・・・四回戦はヘラクレス兄様・・・」とつぶやくと、ゲルが「・・・そうスよね、どっちを応援したらいいか・・・分からないスよね・・・」と複雑な心境を語ると、ブリュンヒルデは「ええ・・・本当に・・・」と言いながらも邪悪な笑みを浮かべていた。

ゲルが「それにそもそも誰があのヘラクレス兄様に対抗できるんスかね」と言うと、ブリュンヒルデは「いえ・・・兄様の相手だけは最初から決めてあります」「私がぁ〜〜〜、人類の中でぇ〜〜〜、一番ん〜〜〜、キライな〜〜〜、クソ中のクソのゲボカス野郎です」と言い切り闘士を決定した。

ヴァルハラ闘技場。ヘイムダルが「神VS人類最終闘争、第四回戦」「神の2勝・・・人類の1勝・・・・」「そして迎える序盤戦の天王山!!」と言うと、リングがまたしても姿を変え、ヨーロッパの町並みに一瞬で変化した。

ヘイムダルが「ここに再現されたのは19世紀英国倫敦!!」「人類代表がこのような場所で闘りたいと要請・・・」「神代表は慈悲深くもそれを・・・受諾!!」「かくしてここに史上初!!『神VS人類路上決闘(ストリートファイト)』が実現したァああ!!」と叫ぶと、ゲルが「要請を出したアイツもアイツだし、受けた兄様も兄様っスね・・・」と言い、ブリュンヒルデは「必ず受けてくれると思っていましたよ・・・お優しい兄様・・・」と悪い笑みを浮かべていた。

ヘイムダルが「さあ・・・望みの舞台でどんな闘いを見せるのか・・・」「第四回戦人類代表は・・・コイツだ・・・」「A.D.1888、8・31・・・」「その怪物は濃い霧の中より突如として姿を現した・・・」「鋭い牙で切り裂こうとしたのは・・・売春婦5名の生命か・・・?否!」「人間社会そのものか・・・?否!!」「またたく間に300万都市を恐怖のどん底に陥れた・・・悪の中の悪・・・」「漆黒の闇を心に飼う、その男の名は・・・人類史上最も著名な殺人鬼・・・!!」「ジャック・ザ・リッパーーー!!」と人類側の闘士を紹介した。

人類側スタンドが「ジャック・ザ・リッパー!?」「何だとォ!?」「キャアア」「マジかよ、アレが本物の!?」「犯罪史最大の謎が人前に出てきやがったぁ」「いや・・・て言うか・・・人類代表になぜ殺人鬼!?」と騒然としていると、ロキはブリュンヒルデを見て「ふぅん・・・なるほど・・・そうきたか・・・」「あいかわらず・・・やらしいヤツ・・・」とつぶやいていた。

続いてヘイムダルは「そして・・・人類に敗れた神々の屈辱を一点の曇りもない完全勝利で晴らす・・・そんな難行に挑むのは・・・コイツだ!!」「ネメアの獅子を・・・地獄の番犬ケルベロスを・・・素手で屈服させた剛勇!!」「与えられし十二の難行を突破し、半神半人の神へと昇った!!」「地上と天上にあまねく光をもたらす正義の使者!!」「剛勇、無双」「ヘラクレース!!」と紹介する。

ヘイムダルが「正義VS悪!」「悪VS正義!!」「ここまでハッキリした構図の闘いが・・・かつてあっただろうか!?」と実況すると、ラグナロク第四回戦が始まっていく。

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