蜘蛛ですが、なにか?

【蜘蛛ですが、なにか?】58-2話のネタバレ|ソフィアへの修行が虐待レベルwww

蜘蛛ですが、なにか?58-2話のネタバレを掲載。58-2話では、蜘蛛子がソフィアに修行をつけていく。アリエルの提案で蜘蛛子一行は人の街に寄ることにする!?蜘蛛ですが、なにか?58-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

蜘蛛ですが、なにか?58-2話のネタバレ

ソフィアはよろよろと歩きながら蜘蛛子の立つ山頂を目指していた。

蜘蛛子が「現在私は吸血っ子に英才教育を施している」「普通立つこともできない歳だけど、糸で強制的に体を動かせば・・・ごらんの通り険しい山だって登れちゃうのよ」「しかも、これなら本人が”限界”だと思っていても限界の向こう側まで鍛え続ける事が可能なのだ!!」「蜘蛛なんて生まれた時から死と隣り合わせのヘルモードだった、人間の成長ってずいぶんとヌルゲーよね」と考えていると、ソフィアがなんとか一番上まで登りきっていく。メラゾフィスが駆け寄り「お嬢様っ!!生きておられますか、お嬢様ァ!!」と焦って声をかけると、蜘蛛子は「いや死なんって・・・ちゃんと死なないギリギリを攻めてんだから、気絶してるだけだから騒ぐことないのよ」と考えていた。アリエルが「いや〜、さすがの私もドン引きだよ、これって立派な虐待じゃない?」と引いていると、蜘蛛子は「失敬な!!私は吸血っ子の将来を思ってやっとるのだよ?」「・・・ま、実際は魔王が持ってる称号〈人形使い〉がゲットできないかな〜って」「あ、丁度そこにいいのがいるじゃんって糸で操ってみたわけ」「その結果がこのステータス!!弱めの魔物くらいの強さはあるぞ!!」とソフィアの能力を見て感じていた。

蜘蛛子は「最初は本人にも従者にも猛抗議されたんだけど、なんか勘違いした魔王が自分から説得に回ってくれた」「赤ん坊の体では運動の負荷もものすごい、移動するだけで物理ステータスやスキルがモリモリ上がっている」「もちろん魔法も並行して訓練させている」「移動しながら魔法スキルと〈魔闘法〉の発動も同時にやるのだ」「目に見えて結果が出てくると二人も黙って従うようになった、口下手の私としては非常にありがたい」「吸血っ子は強くなれてハッピー、私はヒマが潰せてWIN-WINでみんなハッピーだね☆」「・・・何か言いたそうなキツイ視線は一旦無視して・・・今やるべき事は、レッツ、クッキングタイム」「食材や調理器具は領主邸から持ち出しておいた」「石を集めてかまどを作り、乾いた木を糸でまとめて火をつける、燃えやすい弱点もこういう時だけはありがたい」「レトルトもカップ麺もないと大した料理はできないけどね・・・」「それは料理じゃない?お前がそう思うならそうなんだろう、お前の中ではな!!」「さて、取り出したるこの毒々しい実、実際猛毒です」「そして、この実を今日は大胆に、こうグシャッと」「これを適当にこう煮詰めて・・・完成!!」と禍々しいシチューが完成させていく。

ソフィアは顔をしかめたが、蜘蛛子は「食べず嫌いはいかんよ〜?大きくなれないぞ」と糸で無理矢理食べさせていく。

メラゾフィスが「あの・・・料理なら私が致しますのでお嬢様にもう少しまともな食事を・・・」と言いかけると、蜘蛛子は「急に話しかけないでくれたまえ!!コミュ障は会話に全神経を集中する必要があるんだ!!」と圧をかけ、「んで何?この私の完璧なチートフードが気にいらんってか!?」「この毒々シチューは〈毒耐性〉を最短で取得するために考え出したレシピよ」「これを食べ続ければ耐性を上げつつ称号〈悪食〉が手に入る」「最終的には〈状態異常無効〉〈外道無効〉まで取得させたい」「私だって意地悪でそんな物食わせてるわけじゃないんよ・・・」と今度はサンドイッチを完成させていった。

アリエルがサンドイッチを糸で取り上げ「ひどいな〜白ちゃん、せめてあのメニューの説明くらいしてもいいんじゃない?」と言うと、蜘蛛子は「いや・・・今からその辺の説明をだね、言おうかなと思ったりなんかしてたりしたの!!」と考えていると、ソフィアは「・・・もういいわ、どうせ聞く耳もたないでしょ」と諦めながらシチューを口にしていた。

蜘蛛子が「魔王とは一応「停戦」ってことになってるけど・・・「終戦」ではない、つまり戦いは終わってないのだ」「お互いに監視しあってる合意の膠着状態」「まあ、私の方は卵復活の仕込みができてないってバレたら詰みだ」「なんで一緒に旅してんのかはよくわかんないけど・・・」と疑問に感じていると、アリエルが「で、白ちゃん、確認なんだけど君の〈転移〉は一度行った所にしか出られないね?」と確認する。蜘蛛子が「そーですよ・・・ってか変な呼び方やめてくんない?」と考えながら「ん」と返事をすると、アリエルは「となると・・・目的地まではこのまま歩くしかないよね」「私らだけならもっと速く移動できるけど、二人の修行もしながらってなると・・・”補給”と”休息”が必要じゃない?」「ちょうどこの先に一つあるんだよね、そこそこ大きな人族の街が!」と崖の下の街に目をやった。

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