蜘蛛ですが、なにか?

【蜘蛛ですが、なにか?】57-2話のネタバレ|蜘蛛子と魔王アリエルが同盟を結ぶ

蜘蛛ですが、なにか?57-2話のネタバレを掲載。57-2話では、アリエルが乱入したことでポティマスとの一件が終わりを迎えた。アリエルは蜘蛛子に同盟を組もうと提案してくる。蜘蛛ですが、なにか?57-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

蜘蛛ですが、なにか?57-2話のネタバレ

蜘蛛子は「こ・・・この”圧”!!」「威圧系スキルも使えないのに地力だけでこれか!!」とアリエルの覇気の凄まじさを感じていた。

ポティマスが「なぜ道化じみた阿呆を演じているかわからんが・・・本物か」とその圧を感じて確信すると、アリエルが「コソコソ隠れて手を汚さないお前とは違うよ」「さあ吐け、なぜここにいる?」「それとも強制的に吐かされたい?」と指を鳴らす。ポティマスが「馬鹿が、交渉するなら呑める選択肢を用意するものだ、小娘!!」と銃を繰り出そうとするが、アリエルの攻撃でポティマスの体は吹き飛び「誰がお前と交渉なんてするか、これは恫喝だよ」と告げる。

ポティマスは首だけになっても「この機械でも貴様には通用せんか」「まったく・・・予定外の損耗だ」と言い出す。

アリエルが「いずれあんたの本体も同じ目に遭わせてやるよ、外道」と告げると、ポティマスは「できるものならな、小娘」と笑い、アリエルはポティマスの頭部を踏み潰した。

蜘蛛子が「おぉ・・・スキルが使える!!助かった!!」「粉々に砕いてやっと死んだのか・・・しかも本体じゃないし」「しかし・・・状況はまるで良くなってない」「エルフロボが退場したところで・・・入れ替わりにはるかに格上の敵が残っている、むしろ余計絶望的になったわ」「今ならどさくさで逃げられないか・・・?」とこっそり逃げようとするも、アリエルが「さて、そこの蜘蛛ちゃん」「こう呼んだ方がいいかな?「若葉姫色」ちゃん」と前世の名前を呼ぶ。蜘蛛子が「何で魔王がそれを・・・!?「若葉姫色」は前世の私の名前」「知っているのは転生者と”D”・・・でも、どうやって「私」だと知った!?」と考えを巡らせていると、アリエルが「なんで知ってるかって顔だね」「さっきから私が”日本語”で話してるの気付いてたかな?」「君が送り込んできたものも私を侵食して・・・今ではそれと私がごちゃ混ぜになってしまってね」「主体は「アリエル」の方にあるみたいだけどそれも曖昧だ」「今の私は魔王アリエルであり、若葉姫色の一部でありその両方でもある」「当然若葉姫色の”記憶”も引き継いでいるわけさ」と説明した。蜘蛛子が「確かに・・・魔王は”日本語”で話しかけている、転生者以外には判らない言語だ」「それに以前の魔王なら「魔王少女」なんて絶対言わないわな」と考えると、アリエルは「混ざり合って”元・体担当”の意識もある今の私としては・・・”本体”を殺すのは気が引けるようになっちゃったんだな、これが」「というかね、私は深淵魔法で完全に片をつけたつもりだったんだよ」「存在ごと消滅させたはずなのに何で生きてるの?訳わかんないよ!!」「普通に殺しても普通じゃない方法で殺しても平然と生き返ってくるし」「何その不死身っぷり、どうしたら死ぬの?ぶっちゃけ怖いわ!!っていうかキモい!!」と引き気味だった。

アリエルが「そんなわけで色々あったけど、正直こっちはもう敵対したくないんだよね」「そっちが良ければ停戦にしたい、どうかな?」と提案すると、蜘蛛子は勢い良く頭を振りまくり「これは願ったり叶ったり・・・!!」「こっちから何を差し出して見逃してもらおうかとマジで悩んでたわ!!」と胸をなでおろす。するとアリエルが「で・・・だ」「その上でもう一歩踏み込んだ提案をしたい」「私は今”戦力”を求めてる」「私と、手を組まないか?」と手を差し出した。

蜘蛛子が「これは・・・即答できない重要な決断だ」「〈思考超加速〉でじっくり考えよう」「魔王は私の不死身の再生力を恐れている」「だから、この申し出は”拘束”を目的とした罠の可能性はある」「とは言え、今は普通に倒されても死んじゃうから魔王には絶対秘密ね!!」「罠じゃない場合、魔王はかなり譲歩してきている」「それだけ本気で「戦力が欲しい」と考えているわけだ」「もちろん手元で監視するためでもあるだろうね」「私は生命の危機を当面回避できてあわよくば共闘もできる、メリットはかなり大きい・・・」「危険を覚悟でいっとくか・・・!!」とアリエルの手を取った。

アリエルは「さて、私達の問題は解決した、あとは・・・」と吸血っ子と従者に視線を向けた。

従者の男は庭に簡易的な墓を作り、ケレン夫妻を埋葬し手を合わせた。

男が「・・・ありがとうございます」「それで、失礼ですが貴方がたは・・・」と尋ねると、アリエルは「まあ私は成行きだけどさ」「君達を助けたかったのはこっちの蜘蛛ちゃん」「理由は・・・君が抱いてるその子が蜘蛛ちゃんと同郷だからだよ」と告げた。

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