蜘蛛ですが、なにか?

【蜘蛛ですが、なにか?】53-2話のネタバレ|蜘蛛子が邪眼八種が完成

蜘蛛ですが、なにか?53-2話のネタバレを掲載。53-2話では、蜘蛛子が盗賊討伐を行うことを決める。その最中冒険者たちに囲まれるが、その一人がかつて蜘蛛子が助けた冒険者で・・・。蜘蛛ですが、なにか?53-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

蜘蛛ですが、なにか?53-2話のネタバレ

転移魔法で帰宅した蜘蛛子は「ただいまっと!」「今のところいろんな不安要素があるんだけど、不安ランキング一位”魔王”はなぜかめ迷宮の地下層にこもっている」「何をしているか気になるとは言え、追って来ないのは素直にありがたい」「その隙を利用して後々のための布石を打っているところだ」「その仕掛けとは並行して、吸血鬼っ子周辺の監視も続けてたら発覚した事がある」「例の”エルフ組織”はやっぱり盗賊とつながっていた」「アジトの生き残りが定期的に複数の盗賊達と接触してた」「報酬を渡して何かを指示してるようだったね」「この間の吸血鬼っ子襲撃もこいつらの手引と結論づけていいだろう」「ただ分かんないのは、何でエルフ達がギャングの元締めみたいなことをやってんのか・・・?」「私の中のエルフのイメージは「清廉で誇り高い自然を愛する種族」って感じだけど、今のところ清廉の”せ”の字もない根性ドブ色の反射組織やんけ!!」「はい!!というわけでね、今日は盗賊退治をやってみようかと思いますので高評価よろしくお願いします」「吸血鬼っ子を守る以上に私にもメリットはある」「なんせ人間はモンスターに比べて経験値がやたら多い」「この世界の仕様ではスキルが多いほど経験値が多い、そして盗賊達は日常的に戦闘してスキルを鍛えている」「しかも、「人間を殺す人間」・・・つまり大量の経験値を稼いで貯め込んでいるのだ」「今度はお前達が経験値になるんだよ!!」「さて、〈万里眼〉でこの街の周りを探ってみようかな」と街の周辺を確認する。

すると大量の盗賊を発見し「いや、どんだけおんねん盗賊ーーー」「大小ひっくるめて百人以上いる!!街一つに対して多すぎだろ!!どうなってんのよ!?」「それとも異世界じゃこれが普通なの?だとしたらやばいな・・・」「そこらの魔物よりよっぽど強い盗賊が無数にうろつくとはなんつうクソゲーだ」「なんで盗賊がこんなに人気職なのかはどうでもいい、さっそく〈万里眼〉で遠隔ハンティングを始めよう」と早速盗賊のアジトに仕掛けていった。

「はい、一件目終了っと」「マジでこの〈万里眼〉+〈邪眼〉は耐性ない相手にはただのチートやね・・・」「まあ、突然の〈邪眼〉ならヌルゲー確定だし、せっかくだからここで新しい〈邪眼〉を取得してみよう」「今回選んだ邪眼はコレ!!」と封印の邪眼、乱魔の邪眼、歪曲の邪眼を選んだ。

「〈封印〉はスキルを封じる状態異常」「使い勝手は悪そうだけど、〈状態異常無効〉スキルを封印できたら他のデバフが使えるようになる」「〈乱魔〉は〈龍鱗〉のように魔法発動を阻害する効果らしい」「対象を見ただけで魔法を邪魔できれば〈龍結界〉と魔法防御で対魔法は鉄壁になる」「〈歪曲〉はだいぶ特殊で、視界の中の空間を歪ませるものだ」「〈空間魔法〉にも攻撃系スキルはあるんだけど・・・いちいち座標指定をしないといけない」「邪眼の発動ならその指定のスキルをなくせるんじゃないかと思ったのよ」「この邪眼で歪めた空間内にある物は「グリッ」とねじれる」「そこの木を試してみるか・・・」「こう・・・グリッと」と実際に試してみると、その威力にドン引きする。

蜘蛛子は「と、とにかくこれで邪眼四種+未来視に加えて新邪眼三種・・・」「あこがれの邪眼八連装が定番ですよ!!」「では、改めて試し打ちGO!」と盗賊討伐を続けていった。

「結果発表ーーーっ」「新邪眼の評価ですが・・・ぬぅう〜ん、微妙」「ってか、”封印”と”乱魔”はレベル1じゃ使い物にならんね、〈封印の邪眼〉は発動にやたら時間がかかる上に封じられるスキルが”一個”、意味ね〜〜〜!!」「んで、〈乱魔の邪眼〉はもっと意味なかった」「こっちの姿が見えない〈万里眼〉攻撃に対して魔法なんかそもそも使えないんだから・・・邪魔する必要ないわ」「レベルが上って状況さえ違えばワンチャンあるかも?」「あと、〈歪曲の邪眼〉はまたちょっと別の問題が・・・」「対象が物体で必中の効果がある他の邪眼に対して、〈歪曲の邪眼〉は空間を対象とする、つまり狙う相手が”設定した空間”から動いてしまたら何の効果もない」「しかも空間の大きさと物体の硬さに比例してねじる効率が落ちる、でっかい岩なんかはほとんど効果が出ない」「で、狙いをつけるのに手間どってる間に逃げられちゃったり・・・」「でも、これ多分使い方次第なんだよな〜」「レベル1の効果でもやり方次第で使えそうな気はしているのよね、たとえば頭の中だけねじるとか?」「ちょっと重点的に練習してみるか・・・」「よし次のアジトへGO!!」と次のアジトを狙っていった。

悪人顔の盗賊を見て蜘蛛子が「このいかにも悪そうなやつにしよっと」「慎重に座標指定」「そしてこう、グリッと」と頭の中をねじるととんでもない光景を目にしてしまった。

「おうふ・・・がっつりアップで見てしまった・・・」「今のところ〈呪怨の邪眼〉の方が全然使いやすいけど、鍛えれば使い分けできるかもしれんね」「テストしている間に盗賊倒しまくって経験値ガッポリじゃ!!」「邪眼のレベルもまだまだ上げたいし、残りの盗賊もやっちゃいますかー!!」「ちょっと待った、あくまでこれは吸血鬼っ子の保護が最初の目的だったわ、〈万里眼〉で屋敷を確認!」「・・・何事もないね」「吸血鬼っ子は安全・・・次はお前らじゃ!!」「くらえ〈封印〉!!アンド〈乱魔〉!!逃げんなコルァー!!」と次々に邪眼で盗賊たちを倒していく。

すると、気づくと周りを冒険者に囲まれてしまっていた。

蜘蛛子が「しまった、〈万里眼〉に集中していたら後ろをまったく警戒していなかった」「つい並列意思に任せているつもりで・・・そういや自分でオフにしたんだわ」「冒険者か・・・襲ってきたら反撃もやむなしだけども、多分これって私のやらかしたあれこれの調査・・・だよね?」「世直しもかねて盗賊退治はスカッとしたけど、普通の冒険者までやっちゃうの流石に見境なくて気がとがめるなあ」と感じていると、冒険者たちが何かを話し始め、蜘蛛子は「ん?んん〜どうした?」「なんかあの人見覚えがあるぞ!?」「どこだっけ・・・人間なんて数えるほどしか・・・」、「あれか!!私のファースト気まぐれ人助け!!あのときの冒険者だ!!」と思い出した。

蜘蛛子が「そっかー・・・危険じゃないって説得してくれてるのかな?」「人には親切にしとくもんやね・・・どんなフラグが立つかわかんないわ」と驚いていると、冒険者は兜を外して跪き、木の実を差し出してくれた。

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