蜘蛛ですが、なにか？51-2話のネタバレを掲載。51-2話では、蜘蛛子の地獄門でマザーが完全に消滅する。地上に出た蜘蛛子は、盗賊に襲撃される人間たちを助けていった。蜘蛛ですが、なにか？51-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？51-2話のネタバレ
蜘蛛子が「体担当〜！！何してんの、早く戻って合流しろー！！」と叫ぶと、並列意思たちも「大丈夫、体担当はもうあそこにはいない」「一足先に魔王の精神に侵入したけん」と答え、蜘蛛子は「は！？マザー倒してから行くはずじゃないの！？」「あいつ〜〜〜、これだから脳筋は！！」「じゃあ遠慮なく全開でいくぞ！！」と地獄門をフルパワーで繰り出す。
蜘蛛子が「さらばだマザー・・・」「産んでくれた恩はある、でも本気で殺しに来た以上文句はないよね？」「前世でも今世でも、つくづく私は”親”ってものと相性が悪いらしい・・・」と考えながら、マザーは消滅していった。
並列意思たちは「ったくも〜、なにやってんのよ体担当は！！段取り違うじゃん！！」「てか、あんたらも戻ったときに説明しといてよ！！」「マザーを倒してから向かう手はずだったよね？」「そうなんだけど体担当がね・・・」「マザーを完全に侵食したら魔王との繋がりが切れるかもしれない」「そうなったら勝ち目はなくなる・・・という訳で私は討って出る！！」「って言い残して出て行ったばい・・・」「そうか」「マザー戦に魔王が間に合わなかったのは体担当が妨害してたのかもね」「無茶しやがって・・・！！」と話していた。
並列意思たちは「でも現状私達と魔王と私達のリンクはないよね？」「そうだね・・・あくまでマザーを通してだったから・・・」「となると体担当を呼び戻す方法はないんじゃないですか？」「魔王を倒せば戻るかもばってん・・・」「いや待って、アレを”倒す”？」「〈外道魔法〉で死ぬ事はない・・・と思うけど精神体一人分であの魔王を侵食するとなると・・・」「魔王のステってどのくらいだっけ？」と「全能力値が9万以上かな」と話し、「さらば体担当」と体担当に別れを告げる。
蜘蛛子は「そしてまた逃亡生活が始まった」「魔王を倒すのは避けられないけど現状どうやっても対策がない」「体担当の侵食完了までどんだけかかるかもわかんないし・・・」「レベルアップするにしても倒す相手がいない」「人形は魔王と合流してしまって別行動する気配はなさそうだ」「現状逃げるしかないんだけども、マーキングと〈転移〉で追跡は振り切れるから逃亡とは言ってもだいぶのんびりだね」「今まで人里は避けてたんだけど、この辺は都会が近いのかどっちに行っても街道に出てしまう」「人間が感知に引っかかるまではこの道をブラブラしてみよう」「あわよくばなんか食べ物落としてないかな〜なんて思ってない」「ないったらない！！」「とはいえ、もし落ちてたらまあ拾うことも考えなくもない・・・私は蜘蛛だから世間体は気にしなくていいのだ」「ん？」「あれは・・・馬車かな」と馬車の存在に気づく。
「ついに人間に遭遇しちゃったか・・・」「この世界でも馬車は馬なのね、竜とかじゃなく」「ていうか馬車が道外れて何してんだろ」「お弁当でも食べてんのかな」「ん？何やらお取り込み中？」と人間たちが敵対する光景を目にしていく。
蜘蛛子は「あれだ・・・盗賊！襲われてますなー」「まさか最初に人間と遭遇したのが強盗の現場とは・・・」「で、あれが馬車の主か」「格好からしてこの世界の貴族様かな？」と「4対6か・・・盗賊の方がだいぶ優勢だな」「馬車の一行、何分も持たずに全滅だろうな、うん・・・」「どーするかな〜、乱入するの面倒だな〜〜〜」「とは言え、目の前で襲われてるの黙って過ごすのも後味が悪いわ・・・」「魔王の追跡をかわすためにも目立つのは避けたい」「大体私魔物だし・・・」「助けた方が刃向かってきたら結局そっちも殺る事になるじゃん？」「せっかく助けといてそれはどうなのって思うわけよ」と考えていると、に盗賊の一人が馬車の中にいる貴婦人に襲いかかろうとしていた。
が、盗賊の体は両断される。
蜘蛛子が「ハァ〜〜〜、別に正義の見たか気取るわけじゃないけど・・・」「気分の問題やね・・・なんだかんだ前世の一般常識がまだかすかに残ってるのかね」「そういや人間って弱いくせにめっちゃ経験値高いのよね」「私は経験値がもらえてハッピー、一般の人達は盗賊が消えてハッピー☆」「ほら、みんなハッピー！！」「というわけで、世界の平和と私の成長のため、盗賊は経験値になってもらうわ！！」と盗賊と敵対していく。
