蜘蛛ですが、なにか？5話のネタバレを掲載。5話では、女子高生が蜘蛛の巣で居心地の良さを感じていると、突如人間から襲撃を受けてしまう。そして、女子高生は巣を離れ洞窟内を探索することを決める。蜘蛛ですが、なにか？5話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？5話のネタバレ
女子高生は「今日もご飯は」「うむ、まずい」とカエルを貪る。
「条件を満たしました。称号〈悪食〉を獲得しました。」「称号〈悪食〉の効果によりスキル〈毒耐性LV1〉〈腐食耐性LV1〉を獲得しました。」「〈毒耐性LV1〉が〈毒耐性LV3〉に統合されました。」と告げられ、女子高生は「やかましいっ、魔物しか食う物ないんだもんよ！！」とキレた。
女子高生は「まあ・・・スキルが伸びればその分私も強くなる・・・はず」「マイホームはだいぶ様変わりしました」「まず網の量が増えた」「T字路の先の分かれ道までいくつも網を張ってある」「この壁糸もただの装飾なんかじゃない」「網に何かかかると連動して自動的に獲物を包み込むトラップなのだ！！」「蜘蛛糸スキルも6になった事で、目に見えない程細い糸も出せるようになった」「あ、私前回の戦いで3レベルアップしました」と説明する。
女子高生は「マイホームの周辺の魔物は無傷で狩れる」「糸のベッドは寝心地最高」「防犯もバッチリだからぐっすり安眠できる」「確かに暇だけど耐えられない程じゃない」「ぶっちゃけ生きてられればそれだけで私は幸せだ」「いっそ・・・ここで一生・・・」「いや、状況、環境・・・変わらないものなんてない」「いつかは家を離れなきゃいけないだろう」「”その時”が来る覚悟だけは決めておこう・・・」と眠りにつこうとすると、炎に囲まれていることに気づく。
女子高生が「うわあああ火事だぁ！！」「な・・・何で！？燃えるような物なんて・・・」と辺りを見渡すと、松明を持つ人間たちの存在に気づいた。
女子高生は「人だ」「松明！！あの卵持ってた冒険者が教えたのか！？」「まずい！！」「火をつけたのは偶然じゃない、明らかに糸を警戒しての対策行動」「狙いはわたしだ」と察し逃げ出し、「囲まれてる様子はない、逆側から脱出できる！！」「最後の網・・・」「ここを超えればもう戻れない、もう安全な場所なんてない」「今は少しでも遠くに・・・！！」と逃走を図った。
女子高生が「愛しのマイホーム・・・」「網を突破できるような相手には私は逃げる選択肢しか取れない」「けど、実際逃げ出してみたらどうよ？」「うう・・・ううううううううううううがああああああっ」「この死ぬほどの悔しさ、情けなさ」「私は私自身が逃げ続けることを許せそうにない」「前世の私に居場所なんてなかった」「家庭は崩壊、学校にはなじめない、ゲームの中もしょせんは架空の世界」「まあ居場所がなくても居てやるわ！！って開き直ってたけどマイホームは・・・マイホームはそんな私が私のためだけに作り上げた、私のための居場所だったんだ」「誰にも憚ることのない私だけの居場所、それを奪われた」「ここで譲ってしまったら私はもう二度と誇りを持てなくなる」「誇りもなく生きてるのなんてそれは死んでるのと変わりない」「強くならなきゃ、これ以上私の誇りを汚されないように」「マイホームにこもって安全な狩りをしているだけじゃダメなんだ、実戦経験を積まなければ！！」「・・・よし！！ウジウジするの終了ーーー！！切り替えていこう！！」とすぐに切り替えていった。
女子高生は「さしあたって選択肢は・・・①どこか別の場所にマイホームを建設、②このままダンジョンを徘徊、③出口を目指す」「①は却下！！あとは②と③だけど・・・」「ぶっちゃけどっちもあんま変わんないな」「だって出口のアテもないんだから結局彷徨うしかないんだよねー！！」「そもそもこのダンジョンの名前すらわかんないし・・・」「・・・あれ？あ、そういや鑑定あったわ！！鑑定しながら行ってみるか〜！！」と洞窟を進んでいくのであった。
