蜘蛛ですが、なにか？46-1話のネタバレを掲載。46-1話では、蜘蛛子がどうにかアークの群れから逃走することに成功する。そして、蜘蛛子は〈ザナ・ホロワ〉に進化していった。蜘蛛ですが、なにか？46-1話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？46-1話のネタバレ
絶体絶命の蜘蛛子は「〈死滅の邪眼〉全眼斉射！！」と残る邪眼をアークに向けて放つ。
そして、「生☆還」とレベルアップを果たす。
「そこだ！！背中の死角！！」とアークの背中にしがみつき、「ここに張りつけば攻撃できまい！！」「同士討ちを恐れて仲間も手が出せなくなる！！」「そして、〈毒牙〉！！」とアークを毒牙で襲う。
「暴れれば暴れるだけ他のアーク達は援護がしづらい、この”時間”が欲しかったんだよ！！」と考えていると、パペットが突っ込んできて「さすがだ・・・私の狙いに気付いたか」「たぶんアークを助ける気はないね？まとめて切り刻む気だ」「だが遅い！！」と〈長距離転移〉で逃走した。
中層に移動した蜘蛛子は難を逃れ「いや〜〜〜、危なかったわ！！」「余りの経験値がほとんどないってマジでギリギリのレベルアップだったのね」「ここまでジワジワ追いつめられた経験はあんまりない・・・」「自爆技まで使って大バクチ打って脱出しただけだもん」「とりあえず中層にいれば大規模な攻撃はない・・・はずだけど、あの”人形”は要警戒やね」「何なのあいつ？とんでもない隠し玉だよ！！」「叡智様の進化ツリーにも出てないから、”タラテクト”と言っても通常進化と違う特殊個体ってとこか」「あいつが出口を塞ぐ役だったからまだよかった・・・」「もし配置が逆で、アークが出口を塞いで人形が積極的に攻撃してきてたら？」「・・・あ、うん、死ぬわ確実に」「最後の最後でマザーの小さなミスに助けられたわ」とため息をつく。
「さて、今後どうしたものか」「まずはマザーの情報を知りたい」と考え、「並列意思応答せよ！！」と念を送るが返事はなく、「ダメか・・・」「繋がり自体は切れてないけど交信を妨害されてる感じだ」「未だにマザーとは〈精神支配〉のスキルで繋がってるけど、その影響は薄れてる」「このスキルで私を監視してたって事は・・・今は見えてないんじゃないのか？」「だとしたら今のうちにやれる事がある」「進化」「さっきのレベルアップでレベル30になった」「〈ザナ・ホロワ〉、特殊進化の〈アラクネ〉を除いて最後の進化だ」「まあ、進化したっていきなりマザーとガチれる訳じゃない」「でも、多少はステータスも上がるし新スキルも増える・・・かもしれない」「この辺の魔物はアークをボコってる間に逃げてた」「この時ばかりは〈恐怖を齎すもの〉の畏怖効果がありがたい」「進化後の栄養源は炙りアークを確保してある」「よし、進化しよう」と決意した。
「個体〈エデ・サイネ〉が〈ザナ・ホロワ〉に進化します」と告げられ、蜘蛛子は「いつものように意識が・・・薄れ・・・ないな？」「あ、そういや〈怠惰の支配者〉の称号取ったとき、〈睡眠無効〉スキルが付いてきたわ！」「進化の眠りも無効化するのね・・・」「これが進化・・・なんか変な感じ」「痛くも痒くもない、体が内側から作り変えられていくような・・・」と〈ザナ・ホロワ〉への進化が終わっていく。
蜘蛛子が「おおう・・・改めて読むとすごい量のスキルが上がってるな」とスキルを確認していくと、「進化によりスキル〈不死〉を獲得しました」という表示を見て、「ん？んん？」「はい？今なんて？」と聞き返してしまう。「「不死」システム内において死ぬことがなくなる」と表示されると、蜘蛛子は「おいいいいい！！これアカンやつやろ！！」「こんなもん仕込むとかDのヤツアホなの！？アホの子なのか！？」「全人類が求めてやまないチートスキルじゃん！！これで勝てる！！」「マザーに突っ込んでブレス喰らおうが、木っ端微塵になろうが死なないんだもんね！」「いくらマザーでも不死身相手ならいつかは力尽きる」「まさかいきなり問題解決するとは思わなかったわ〜！」「あと進化で「覇者」って称号も付いてきたけど、これもまた不穏なんだよね」と感じ、スキルを鑑定すると「「覇者」取得条件：覇者と認められる。スキル：〈破壊強化LV1〉〈状態異常耐性LV1〉効果：姿を見たものに外道属性〈恐怖〉の効果を与える。」と表示される。
「殺ったね蜘蛛ちゃん、恐怖が増えるよ！！」「気の弱い人とか私を見ただけで失神するんじゃね？」「ていうか「覇者に認められる」って誰によ・・・」とボソっとつぶやくと、「もちろん”管理者”にですよ」という声が聞こえ、蜘蛛子が「このやたら綺麗な、なおかつ不安になってくる声は・・・」とおそるおそる振り返ると、背後に見覚えあるスマホが存在していた。
