蜘蛛ですが、なにか?

【蜘蛛ですが、なにか?】42話のネタバレ|蜘蛛子がついに地上に到達

蜘蛛ですが、なにか?42話のネタバレを掲載。42話では、蜘蛛子がついに地上への道を発見する。そして、念願の地上に出ることに成功するのであった。蜘蛛子蜘蛛ですが、なにか?42話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

蜘蛛ですが、なにか?42話のネタバレ

人間の兵士たちは「あ・・・や・・・やった!出口だ・・・!」と地上にたどり着いていた。

それをキャッチした蜘蛛子が「む!!囮どもに変化アリ!?」「逃げた四人の兵士にマーキングして監視してたけど・・・これは多分”登り階段”で上に進んでいるな」「〈叡智〉様の便利機能によってマップと自動的に連動させてある」「ついに出口を発見したのだ!!」「長かった・・・転生して色々あったけどようやく太陽の下に出られる」「思い出が走馬灯のように・・・」「うん・・・死にそうな目とか死にそうな目とか死にそうな目しか思い出せんな!!」「マジでよく生きてんな、私!!」と思い返していく。

「最終的に地龍なんて明らかにラスダン級の相手と殺り合うし!!」「あ、そういえば〈エルロー大迷宮〉はこの世界的にはラスダン級だっけ・・・」「けど、そんな過酷な環境のお陰で今の私がある」「地龍にすら勝てるまでに強くなったのだ」「お世話になったエルロー大迷宮に、礼!!」「さらば大迷宮、君のことは忘れない・・・」「でも、極力思い出したくない!!できれば一生顔も見たくないっ!!」「私は今日ウジ虫を卒業する!!」「ヒャッハアー、新鮮な空気だぁー!!」とウキウキで上層を目指し、地上への出口に到着する。

「さあ行こう、栄光のゴール!!ピリオドの向こう側へ!!」と石段を登るが、そこには巨大な門があった。

蜘蛛子が「壁・・・じゃない、巨大な扉だ」「これじゃ出られへんやん・・・」「あ、そうか、魔物が勝手に出入りしたら周りの人間が困るもんね・・・」「このへんの国が封鎖してんだろうな」「私としてはなるべく事を荒立てたくない」「強引に通らず交渉でこの扉を開けてもらいたいとこだけど・・・交渉か・・・」「え〜い、成せばなる!!やればできる!!」「私だってコンビニとバーガー屋くらいでは買い物できるんだ!!」と嘆いていると石がぶつけられ、「あだ!!」「誰だぁ!!接客がなっとらんわー!!」と石を投げた兵士に反射的に邪眼を発動した。

蜘蛛子が「あっ・・・ここの守備隊か、つい邪眼してしまった、ごめんねごめんね?」「とりあえず回復させてお話をしよう」と近寄るが、すでに兵士は絶命していた。

「あああああ、やってもうたぁあああああ」「違うんだ!!死ねって思ったけど殺したくはなかったんだ!!」「一応ちゃんと手加減したのよ?呪いじゃなく麻痺でLVも下げてね!?」「最近人間を30人ほど殺っちゃいましたけどぉ・・・あれは巣を勝手に焼かれた上に先に射とうとしてきたからよ!?」「しかもなんか〈禁忌〉が精神に影響与えてくるっぽいし!!」「本来私は平和主義なのよ、戦わないにこしたことはない」「しかし参ったな、この程度で死んじゃうのか」「うかつに会話中ツッコミも入れられんわ」「てか、この貧弱な種族がよく生きてけるな、この世界で・・・」「そんだけスキルってものが重要なのか」「実際・・・その人間が迷宮の出口を「管理」してるのは事実だもんね」「両脇の詰所に開閉装置がありそうだな・・・」「でも、兵士がゾロゾロいたらコミュニケーションできる気がしない・・・」「よし!!壊そう」と壁の破壊を決意する。

「人間ごときに迷宮の出口を禁止されるいわれはない!!ないったらない!!」「ま、控え目に私が通れる範囲だけで許してやるわ」「痛そうで痛くない、ちょっとだけ痛い〈暗黒弾〉控えめ、発射!!」と抑えめの暗黒弾を繰り出すが、暗黒弾は予想以上の破壊力を発揮してしまう。

エルロー大迷宮の入り口が跡形もなく吹き飛び、蜘蛛子は「ち・・・ちがうんだ」「これは・・・その・・・」「私のせいじゃないんだあああ!!」と一目散にその場から逃げ出した。

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