蜘蛛ですが、なにか?

【蜘蛛ですが、なにか?】26-2話のネタバレ|地上を目指すことを決意

蜘蛛ですが、なにか?26-2話のネタバレを掲載。26-2話では、蜘蛛子が地上を目指すことを決意する。順調に中層を進んでいくと、奇妙な縦穴を発見する。蜘蛛ですが、なにか?26-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

蜘蛛ですが、なにか?26-2話のネタバレ

蜘蛛子は「美味い飯が食いたいかー!!」「おお〜〜〜!!」「不味い魔物は嫌かー!!」「今ここに宣言する!!」「この大迷宮から脱出し・・・地上で美味しいものを食べまくる!!」と宣言していた。

「・・・と、テンションアゲアゲで宣言した理由は、溜まりに溜まった私の不満がついに爆発した」「すなわち!!飯がマズイ。」「転生してから口にしたのはくっそマズイ毒物まみれの魔物ばかり」「中層のナマズや鰻はそこそこ美味しかったけど、だからこそ不満が爆発することになった」「その上位竜の火竜が・・・あんま美味しくなかったんだもん!!」「がんばって倒したのに・・・がんばって鱗はいだのに・・・」「まあ、「マズイ」って程でもない・・・」「味のない白身魚みたいな微妙な〜〜〜な味」「調味料さえあれば化けそうなポテンシャルはある」「・・・と思ったら抑えてきた欲求に耐えられなくなった」「ナマズや鰻が美味しいつっても限度ってもんがあるわけよ」「塩すら無い野生の食材が「料理」に敵うわけがない」「私は「美味しいもの」が食べたい!!地上のちゃんとした「料理」を!!」と決意を固めた。

蜘蛛子が「という決意を新たに、迷宮脱出計画を練り直すのだ!」「脱出にはまず今の「中層」から「上層」を目指す」「中層の広さは不明だけど、いずれ出口には辿りつくはずだ」「何事もなければ・・・の話だけど」「火竜なんて強力な魔物もいたことだし油断はできない」「実際一歩間違えてたら殺られていた」「もしかしたらアレ以上も・・・?」「火”龍”とか」「”地龍アラバ”、転生後の私に最大の恐怖を刻み込んだ存在」「悔しいとか感じる事さえ許されない」「圧倒的な力にただ震える事しかできなかった」「あのクラスの化物が現れたら誇りも何もかも捨てて迷わず逃げる」「一番大事なのはこの命だ」「・・・まあ、あんなのホイホイ現れたらたまんないし、中層は下層より魔物が弱めだから大丈夫でしょ・・・」と考えていた。

「このままいけばいずれ上層への道は見つかる」「見つからなくても〈空間魔法〉を鍛えていってテレポートを覚えて上層に戻る手もある」「ただ、その後の上層から外への脱出路、これがわからない」「一本道の中層と違って上層は入り組んだ迷路になってる」「たぶん地上から浅い分範囲も広大なはず」「テレポートも行った事のある場所にしか行けないだろう」「ランダム転移とか事故死の予感しかないわ!!」「地道に出口を探すか・・・」「北海道よりでかい迷路を歩いて?」「外に出てもまだ問題は残る」「ていうかそこからが重要」「だって私、蜘蛛だし!!」「料理くれーって人間の街に出かけようもんなら「魔物だー!!殺せーっ!!」ってなるのは目に見えてる」「・・・まあ、私が人間でも同じ事するね」「人間に会っても敵じゃないアピールができないとまず料理になんてありつけない」「方法は今のところ二つ」「一つは・・・〈叡智〉で見れる「進化ツリー」の中に気になる種族名があった」「アラクネ、人間の上半身が胴から生えた蜘蛛の魔物」「これに進化すれば会話も可能かもしれない」「ただの蜘蛛型よりは警戒されないだろうし」「でも、進化先がかなり遠い」「根気よくレベルアップしていく必要がある」と考える。

「そして、二つ目は〈念話〉スキル」「喋れない生物とも意思疎通が可能になる」「〈念話〉はポイントを払えば割と簡単に取れる」「でも、戦闘の役に立たないんだよねえ・・・」「あくまでも命が優先」「生存力を犠牲に念話にポイントを割く気になれない」「それに・・・アラクネ化や念話で会話が可能になってもこの世界の言語知らねー!!」「”天の声”が日本語で聞こえるからって油断はできない、言葉は通じないって思っておいた方がいいよね」「たとえ言葉が通じたとしても私は他人と会話するのが大の苦手だ」「できれば他人とは一切関わりたくない!!」「ぼっちにされたんじゃない、自らなったのだ!!ウソじゃないないったらない」「もしかしたらクラスの他の連中も・・・同じようにこっちの世界に来てるんだろうか」「私みたいに弱い生物に転生した人は、私ぐらいツキがないとあっさりやられてしまってるんじゃないだろうか・・・」「それともこの世界でも人間に生まれて、うまいこと暮らしてたりするんだろうか・・・?」「もしそうなら転生者同士協力態勢を・・・」「・・・いや待て、クラスメイトっつってもぼっちの私に誰が協力するんだ」「大体そういうコミュ力あったら現地の人間とも交渉できるわ!!」と自分で言ってて悲しくなり、情報担当たちに励まされる。

「そっちは保留!!気を取り直して・・・レベルアップしたステータスを確認っと」「いや〜、強くなったもんやね・・・」「スキルも多すぎて何が何やら」「このスキル群をちゃんと使い分けできてるからいいけど・・・並列意思なかったら無理じゃない?」「持っててよかった並列意思、ちょっとうるさいのが玉に瑕だけど」「魔法関連の成長度がハンパないわ・・・」「その代わり物理耐性が低くて総合的にはまだまだなんだろうけど」「それでも”龍”の手前の火”竜”は倒せた!!」「ちょっとは自信持ってもよくない?」「ゆくゆくは地龍も・・・」「いや、やめとこう、地龍マジ怖い」「中層攻略は順調」「陸地に到着し何事もなく探索は進む」「何事も・・・って言うかホンットに何もない!!なーんにも!!」「MP切れでも向かって来る好戦的な奴らが私の姿を見ると一斉に潜って逃げ出すようになった」「まあ原因は判ってるけどね・・・」「火竜戦で取った〈恐怖を齎す者〉の称号のせいだ」「効果の重複する〈威圧〉をオフにしてもほぼ効果なし、魔物とさっぱり戦闘にならない」「経験値はまあいい、もう負ける相手いないし・・・」「でも食糧が獲れないのは困る!!」「スタミナがじわじわ減り始めてる」「くそー、マグマで燃えない釣り糸が欲しい・・・」「早く対策を考えないと・・・」「上層に行ければ逃げる奴も捕まえる方法はあるんだけどなー」と考えていたところで、目の前に奇妙な縦穴を発見する。

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