蜘蛛ですが、なにか？34-1話のネタバレを掲載。34-1話では、大蛇エルローバラギッシュが地龍アラバと交戦する。が、アラバの圧倒的強さによって大蛇が蹂躙される。蜘蛛ですが、なにか？34-1話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？34-1話のネタバレ
蜘蛛子は大蛇エルローバラギッシュを見て「だだっ広い下層の空間が狭く感じるほどの巨体」「全長何メートルあるんだ・・・！？」「こんなやつとやりあったら死んでしまいます」と感じていた。
「たぶん「蛇」の上位種の更に進化系っぽいけどちょっと巨大化しすぎじゃねーの！？」「しかもやばいのはこのズルズルいう振動・・・」「〈無音〉のスキルで一切の音が出てないのよ！！」「まあ実際やってやれない事はなさそうだけど・・・全力で勝率半分いかないかも・・・」と感じ身を潜めていると、「行ってくれたか・・・」「一応隠れてみたものの、やたら感知系のスキル持ってたし多分気付かれてたっぽいなあ・・・」「ヘタに攻撃な仕掛けないでよかったかも」「念のためもうしばらくじっとしてから帰ろう・・・」「下手に気を引いたらまずい」「しかし、下層にはまだまだ私の想像を絶する化け物がいるんだな」「アラバの偵察も一旦仕切り直しだ・・・」と考えていると、近くでドオオオンと大きな音が響いた。
「なんだ今のは！？蛇の行った方か・・・？」「危険そうだけど・・・す〜〜〜っごい気になる」「今あの蛇が何かと戦闘中だとしたら、偵察して戦法を見れば優位に立てるかもしれない」「穴の中じゃ角度が悪いな、この通り道の直線上で・・・〈望遠〉！！」とスキルを発動する。
すると、大蛇が地龍アラバと戦っている光景を目にする。
蜘蛛子は大蛇の動きを見て「〈重魔法〉で脱出した！？」「あの蛇搦めも使うのかよ！！」と驚いていた。
今度はアラバが土魔法で反撃する。
アラバの一方的な攻撃を見て蜘蛛子は「それはもう、”戦い”ではなかった」「圧倒的な力を持つはずの大蛇が、更に圧倒的な暴力によってただ刻まれていく」「いたぶる訳でもなぶる訳でもなく、全力をもって相手を屠り蹂躙しつくす・・・」と感じていく。
蜘蛛子は「そうだ、この光だ」「私の魂の奥底に恐怖を植え付けた張本人、今もどうしようもなく体が震えている」「けど、牙が、爪が、そして尾が、大蛇が切り刻む残酷な光景を私は”綺麗”だと思った」「私は今、無性にあの強さに焦がれている」「そして越えたいと思う」「私の想像よりずっと高みにいた私のトラウマ」「あれが、”地龍アラバ”」とアラバの圧倒的強さを再確認していた。
