蜘蛛ですが、なにか?

【蜘蛛ですが、なにか?】33-1話のネタバレ|蜘蛛子がマザーの洗脳を受ける!?

蜘蛛ですが、なにか?33-1話のネタバレを掲載。33-1話では、蜘蛛子がマザーから洗脳を受けていることに気づいていく。中層にワープした蜘蛛子は再び地龍とエンカウントする。蜘蛛ですが、なにか?33-1話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

蜘蛛ですが、なにか?33-1話のネタバレ

洞窟の奥で目を覚ました蜘蛛子が「はっ!!」「う〜〜〜・・・頭が重い・・・」「なんか猛烈な悪夢を見ていたような・・・」「進化は無事終わった・・・」「それはいいんだけど、いつもの進化に比べておっそろくしく気分が悪い」「まあ理由は判ってる」「〈禁忌LV10UP〉」「LV10達成と同時に・・・私の脳内に膨大な量の情報が流れ込んできたようだ」「ぶっちゃけ蜘蛛の脳では情報全体の理解が全然追いつかない」「”情報担当”の私が少しずつ解読するしかないけど・・・」「ざっくりと理解できた断片部分から繰り返し伝わってくるある事実」「”この世界はもうほとんど滅びかけている”」「〈禁忌〉ってのはこの事か!?」「そりゃ確かにこの世界の者には禁忌でしょうよ!!」「知ったからには黙ってられない」「つーか”D”め、なんて世界に転生させてくれたんだ・・・」「あああああ、クッソ腹立つわあの邪神〜!!」「私は他人に何かを強制されるのが一番嫌いなのよ!!」「どのぐらい嫌いかって言うと・・・」と考えると、「熟練度が一定に達しました。スキル〈怒LV1〉を獲得しました。」と告げられる。

「どうするか・・・」「崩壊する世界と心中なんて絶対ゴメンだ」「しかし、世界の崩壊を止めるってねえ」「できる事と言ったら・・・魔族と人族を大量虐殺するとか?」「いや、何言ってんの情報担当!?」「どうかしてるよ君!!」「・・・え?私今なんて言った?」「本格的に壊れとるばい・・・」「手に余るならこっちにも〈禁忌〉の情報共有しろよ!!」「・・・まあ気を取り直して、私も産まれた時に比べたら相当強くなったけど、それでもまだ上には上がいまくってる」「あのマザーや”地龍アラバ”だって迷宮全体の中では頂点とは限らない」「現に私は「その上」っぽい存在と遭遇した」「会話しただけの自称邪神”D”」「そして、あの”黒い男”〈管理者〉ギュリエディストディエス」「〈禁忌の断片〉で名前が判った、あいつ〈管理者〉だったのね・・・」「〈管理者〉が止められない世界の崩壊を地龍にも勝てないランクの私がどうにかできるわけが・・・」「ん?地龍に・・・勝つ!?」とあれこれ考える。

「そうか・・・」「この世界では敵を倒せば必ず強くなる」「クソザコ状態で産まれた私もここまで成長した」「あの地龍を倒せればさらに強くなれる」「そうすれば・・・〈管理者〉にも手が届くかもしれない!!」「更に〈管理者〉に勝つ事ができれば世界そのものにも・・・!?」「うむ、方針は決まった」「今まで通り強化は続行!!」「当面の目標は「地龍超え」!!そして、〈管理者〉を目指すのだ!!」「ステータスもスキルもシステムの中の仮初めの力・・・それを本物に昇華させる!!」「そこまで強くなれば崩壊を止められないまでも・・・”D”と近い能力で他の世界への道が拓ける可能性もある」「もしかしたら「崩壊」は私の寿命より後かもしれないけど・・・そんな不確かな希望に縋りつくくらいなら自分の意思で道を切り拓くわ!!」「むしろ”D”には道を残してくれてありがとうって言うべき所か・・・?」「いや〜〜〜、どっちかってーと腹立つ方が上回るこの微妙感!!」「大体あいつ絶対今も私の悩む姿を覗いて笑ってるでしょ、人の心を弄ぶ性悪邪神め!!」「で、その前に一つ大きな別の問題が」「火龍に対して”忌々しい”って感情が湧いたやん?アレなんかおかしいなって・・・」「私何かに操られてないか?そう思って並列意思に探らせてみたわけ」「そしたら操られてたよ!!産まれてからずっと無意識下でずーっとな!!」「そして”犯人”は・・・マザー!!おまえだ!!」とその正体に気づく。

「これどうなってんの?マザーのスキル?」「「クイーン」って言うだけあって子供を操れるスキルを持ってるみたいね・・・」「一定以上強くなった個体を支配下においてるっぽい」「ライン超えちゃったか」「このスキルのせいで思考に刷り込みをかけられ始めてた・・・」「マザーは龍種を敵視していて、その感情に私も影響されてたのだ」「火龍戦の時の違和感がなかったら気付かなかったよ!!」「完全支配されずに済んだ理由はよく判んないな」「抵抗値の高さか種族が変化したせいか・・・?」「やられっぱなしは性に合わない」「とりあえず・・・そうだなー」「この精神の繋がってる所、逆にたどっていけない?」「え〜〜〜!?」「それマザーに辿りついたらどうするの?」「なんつーか・・・ハッキングとか精神汚染とか何となくそういうのできそうかなって」「何となくでウイルスにはなれんとよ!!」「物は試し!!行くだけ行ってみてよ」「マザーの精神に取り込まれたら混ざったりしたらどーすんのよ!!」「大丈夫、その時はすぐ逃げてきて!」「知らんぞ、どうなっても・・・」とマザーの元をたどっていった。

「行ったか・・・」「あとは並列意思の報告待ちだな」「さーて・・・本体は狩りを再開だ!!色々ムカついたストレス解消も兼ねて!」「といっても今度の狩りは目的が違う」「食糧より経験値優先だ」「狩場を変更しよう」と〈長距離転移〉を発動した。

「久しぶりの下層!!」「ここならレベル高めの敵が多いはず」「猿軍団の別の群れでもいれば・・・全滅するまで集まってくるから探す手間が省けるんだけど」「でも、あいつらまた相手にするの精神的にやだなあ、他のやつにしとくか・・・」と辺りを見渡すと、「いや待って・・・一応覚悟はしてたけど」「いきなりこいつなの・・・」「”地龍カグナ”!!」と地龍とエンカウントしてしまった。

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