蜘蛛ですが、なにか？3話のネタバレを掲載。3話では、蜘蛛となった女子高生のスキルが少しずつ上がっていく。そして、突如蜘蛛に異変が生じていく！？蜘蛛ですが、なにか？3話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
蜘蛛ですが、なにか？3話のネタバレ
ある日洞窟の奥で女子高生は卵を見つけ「卵だ・・・しかもでかい」「どう見ても魔物の卵だけどいきなり孵化とかしないよね？」「・・・イヤその前に、「親」が追って来たり、なにそれこわい」「まあとりあえず・・・マイホームへ運び込もう、考えるのはそれからだ」と転がして持ち帰った。
十分前。女子高生が起床し「また何かかかった」「あんまりお腹へってないけど、次がいつになるかわかんないし・・・」「食事とれる時にとっとかないとね」「さ〜て、何がかかっているのかなと」と自ら張った糸の元に向かうと人間が引っかかっていることに気づく。
蜘蛛に気づいた人間が焦って抜け出そうとすると火炎瓶を自ら落として火を放つ。
人間が火だるまになりながら脱出し、女子高生は「え、火だるまになってたけどもしかして・・・糸焼き切るために自分に火つけたの！？」「お・・・オイオイ、動いて大丈夫
！？」「なんか血まみれで全身火傷で・・・死んじゃうよ！？」「すごいな冒険者、あの状態で走れるのか・・・」と感心していた。そして、「うわぁぁ、それどころじゃない」「家！！家！！マイホームぅ〜〜〜！！」と巣が燃えてしまっていることに気づき、なんとか鎮火させていく。
女子高生が「冒険者が死にかけてまで運ぼうとしてた卵・・・希少価値のあるものに違いないよね」「ものすごい珍味で美味かも・・・？」「兄弟とか毒ガエルとかろくなもの食べてないしね、これを食わない手はない！！」「いただきます」と卵を割ろうとするが、「さすがにこの大きさじゃ殻も最強だ！！」と割ることができなかった。
女子高生が「しかーし！！元人間様の知恵を見るがいい！！」「こうして、こうして、こうだ！！」と卵を糸で宙に浮かせ、地面に急落下させるも卵ではなく岩が割れた。
卵の硬さを知った女子高生は「こりゃぶつけて割るのムリくさいな・・・」「ん、そういえば確か・・・スイカに輪ゴムを何百本も巻きつけるといつかは限界越えて破裂するって実験あったな」「試してみるか・・・」と過去の知識を思い出し卵にひたすら糸を巻きつけながら「大体これ何の卵なんだろう・・・」「鑑定でも「卵」としかわかんないし」「レベル上がればわかるのかなぁ」「ん？「鑑定のレベル」・・・！？」「「酸耐性レベル」は酸ダメージで「熟練度」が一定に達して上昇したという事は！？鑑定しまくれば鑑定レベルも上がるんじゃね！？」「やってみよう！鑑定！！」といろんなものを鑑定しまくると、「熟練度が一定に達しました。スキル〈鑑定LV1〉が〈鑑定LV2〉になりました。」と告げられる。
女子高生が「でも「大きな一歩を踏み出した」感がハンパない！！」「さっそく自分鑑定！！」と自分を鑑定すると、「スモールレッサータラテクト、名前、なし」と自分の種族を把握し、「おお！！ちゃんと種族名が！！」「レベル1に比べれば大分マシだ・・・」「しかし私・・・「スモール」な上に「レッサー」なのね・・・なんかこう・・・劣等種って感じ・・・」「まあ、それよりもっともっと鑑定しまくってレベル上げねば！！」「鑑定鑑定」と次々に鑑定をしまくった。
しかし、レベルは上がらず女子高生が「う〜〜〜ん、さっぱり上がんないな・・・これは・・・」「一度鑑定した物を再度鑑定しても熟練度は上がらないっぽい」「ここを出るか新しい獲物を待つか・・・？」と感じだした頃、糸に反応があり「ちょうどお腹も減ってきたしタイミングばっちりだね！！」と巣に戻る。
すると糸にかかっていたのは以前と同じカエルだった。
エルローフロッグを糸でぐるぐるまきにして「とりあえず毒」と噛みつき、「んで巣を張り直して・・・と」「他の魔物なり人間なりが来たら全くの無防備だからね・・・」「万全の態勢でゆっくり食事しよう」と噛みつく。
女子高生が「うーん・・・一噛みじゃそんなに効いてないっぽいな・・・」「前回は何度も何度も噛みついてようやく倒したけど、考えてみれば毒を注入し続ければいいんだよね」と毒を流し込み続けると、謎の声から「熟練度が一定に達しました。スキル〈毒牙LV1〉が〈毒牙LV2〉になりました。」と告げられる。女子高生が「スキルのレベルアップキタコレ！！」「毒の威力強まったぽいね、いいね〜〜〜！！」「初めて聞くスキルだけど、たぶこの蜘蛛の固有スキルなんだろうな」と喜んでいると、パキッ・・・という音と共に皮がパキパキと割れていった。
