終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】33話のネタバレ|雷電が百閉を解放し本気モードに

終末のワルキューレ33話のネタバレを掲載。33話では、雷電が百閉を解放し本気モードとなっていった。一方、リング外では釈迦とロキの闘いが始まろうとしていた!?終末のワルキューレ33話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

終末のワルキューレ33話のネタバレ

百閉

一七六七年一月某日。信濃国に人ならざるもの産まれ堕つ。信濃国小県郡大石村。大石村の百姓・半右衛門と妻・けんがそれに気付いたのは・・・太郎吉が2歳8ヶ月のときであった。

半兵衛が「3歳になるっちゅうのにまだ立たんずら・・・」「普通なら1歳かそこらで立つだに・・・」「どうすりゃいいんかのう・・・」と嘆くと、けんが「太郎吉・・・」「どうか・・・無事に育ってくんろ・・・」と太郎吉の頭をなでた。

しかし、その一週間後・・・。半兵衛とけんが帰宅すると、立つことができた太郎吉を目にしていく。

半兵衛が「た・・・太郎吉が・・・立ったずら!!」「がんばったな太郎吉!」と喜ぶが、太郎吉歩き出そうとした瞬間全身の筋肉に衝撃が走る。

生まれて初めて立ち上がった太郎吉は・・・両脚と両腕・・・あばらを骨折!!骨が弱い?否!!強すぎる筋肉の圧が骨を破砕したのだ。

このままでは自らの筋肉に圧し殺される。だが・・・そんな太郎吉の運命を変えたのも・・・また・・・筋肉。いつしか太郎吉の肉体は・・・暴れる筋肉を抑え込む・・・まさに殻とも言える新たな筋肉を作り出した。曰く・・・百閉。

雷電が「解放るぜ?」と右腕を胸に押し込み、百閉を解放していく。

すると、肉体の体積が数倍に膨張し始めた。

シヴァが「オイオイ・・・勝手にぶっ壊れちまうのかよ」と拍子抜けのような表情をしていると、雷電は「た・・・ッ頼むぜ・・・スルーズ!!」と叫ぶ。

ブリュンヒルデが「そう・・・あれこそが・・・己の命すら壊さんとする暴走筋肉の完全制御」「史上最強力士雷電為右衛門の真の力、超筋外骨締廻」「雷電は・・・生まれつき筋肉が異常発達する体質」「強大すぎる筋肉を筋肉で抑える”百閉”によって辛うじて肉体の均衡を保ってきたのです・・・」と雷電の体質を説明すると、ゲルは「え・・・ちょっと待ってくださいッス・・・」「じゃあ雷電は・・・本来の力を閉じ込めながら史上最強の力士であり続けたってことスか!?」と驚愕し、ブリュンヒルデは「しかし、今雷電は超筋外骨締廻によって全ての枷から解放された・・・」「つまり・・・人類史上・・・最強の筋肉を持つ漢が今・・・生まれて初めて・・・全力で闘うのです」と言い放った。

百閉を解除した雷電が「ようやく仲良くできたな、この筋肉め・・・」「これが・・・全開ってやつか・・・」「まぁ・・・あれだ、壊れんなよ」と告げると、シヴァは「あ?」と怒りを抑えきれなかった。





裏切者?

一方、釈迦が「したいの?喧嘩・・・」とロキにメンチを切ると、ロキは笑って「ちがうちがう!」「その・・・キミに一つ聞きたいことがあってさ」「ほら、ぼくらワルキューレちゃんたちの神器錬成て見るの初めてでさ」「興奮しすぎちゃってたんだろうね」「うん、きっとそうだ」「それでついうっかりしちゃってたんだけど、実は最初からちょっとした違和感あったんだよね・・・」「だってさぁ〜、神の全力を受け止めたり神を追い詰めたり、そして神を殺したり」「ワルキューレの神器錬成ってそこまでの能力あったっけ?ってね」「どう考えても神がそんなチートを半人半神に許すわけがないんだよね〜〜〜・・・」「う〜ん・・・う〜ん・・・」「でー・・・思い出したんだ、それを唯一可能にする『方法』」「何て言ったかな釈迦くん・・・ホラ、そういうのあったよね・・・仏界にさ」「お互いの生を預け同じ蓮の上に乗せることで全身全霊を引き出させる」「そういう力・・・確か・・・そう・・・一蓮托生」「つまり、あの神器錬成はただの神器錬成ではなく・・・ワルキューレの命を賭けることで神への対抗を可能にしたもの、それしかない気がするんだよね〜」「あぁ長くなってごめんよ」「で・・・釈迦くんはどう思う?」と長々と質問した。

釈迦が「で・・・って・・・」「聞きたいこと・・・全然ひとつじゃないね・・・」「てか、長すぎて半分以上聞いてなかったわ」「一行で頼(よろ)」と返すと、ロキは「プッあはは、そっかゴメン」と吹き出し、「なんか盛り上がってるみたいだね〜」「早く戻りたいから・・・じゃあ単刀直入に聞くね?」「キミって裏切者?」と本題に入った。

釈迦が「だったら何?」と返すと、ロキはただ一言「殺す」と言い放った。

両者神圧を発し始めると「なかきよの〜〜〜・・・とおのねふりのみなめさめ〜・・・」「なみのりふねの〜〜〜・・・おとのよきかな〜〜〜・・・」「テンチュウ・・・テンチュウ・・・テンチュウ・・・テンチュウ・・・テンチュウ・・・」と毘沙門天、大黒天、寿老人、福禄寿、布袋尊、恵比寿、弁財天の天界処刑人七福神が現れた。

恵比寿が「よォ〜〜〜釈迦ァあ、久しぶりやんけぇ?」「待っとったでぇ?われに天誅下せる日をにゃあ〜〜〜」と釈迦にメンチを切ると、釈迦は噛んでいた飴を噛み「あーあ、やっぱさ〜、飴って最後まで舐めきんないよね〜〜〜、いっつもつい噛んじゃう」「・・・で、あんた誰だっけ?」と煽る。恵比寿が「おんどりゃああ!!」と釈迦につかみかかろうとするが、釈迦は飴の棒を吹き出し恵比寿の手に突き刺す。

恵比寿が「なにさらしとんじゃあこんガキャあ!!」「仏っ殺す!!」と七福神総出で釈迦に殺意を向けるが、ロキが「ダメダメ〜」「コレボクの獲物だよ?横取りしないでよ、ね♡」と圧を放つ。

ロキが「なんてね〜〜〜」「あれ〜?もしかして庇ってもらったと思った?」と七福神側につくと、釈迦は「どうでもいいからさぁ、喧嘩んならさっさと喧嘩ろうよ」と神圧を発揮し一触即発の状態となる。

すると「はぁ・・・天界ってのは騒がしいとこだねぇ・・・」「大勢でひとりを囲んで吊し上げか・・・」「ったく・・・人も神もやるこたぁ変わらんなぁ」「いや・・・しかし・・・海神はこんなことしそうにないか・・・」「どうも・・・多勢に無勢ってのは好きじゃあなくてね」と佐々木小次郎が釈迦の助太刀に現れる。

恵比寿が「助太刀ィ?」「この数の神サンが目に入っとらんのかアホが!!」と恫喝すると、「へ〜、驚いたなぁ」「なんかすごい剣圧がいっぱいだから来てみたら・・・神さまがいっぱいだあ」と沖田総司が近藤勇とともに現れる。

総司が「ふふ・・・」「みんなで遊ぶなら僕も混ぜてくださいよ」と構えると、釈迦・佐々木小次郎・近藤勇・沖田総司とロキ・七福神が一触即発状態となった。

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