終末のワルキューレ13話のネタバレを掲載。13話では、次の神側出場者がゼウスの兄であるポセイドンと判明する。そして、人類側出場者は佐々木小次郎が名乗り出た。終末のワルキューレ13話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。
終末のワルキューレ13話のネタバレ
二連敗
二連敗・・・。この、絶望的とも思える状況下、うなだれている人類は・・・皆無！！アダムは消滅してなお、人類に大きな遺産を残した。人も神に抗いうる！！そのかつてない自信を・・・。
ゲルが大急ぎでブリュンヒルデの元に走り「ヒルデお姉さまどういうことっスか！？」と叫ぶと、戦乙女次女のフリストが「ゲル・・・落ち着きなさい」と伝えた。
ゲルが「フリストお姉さま・・・」「フリストお姉さまも見てましたよね？」「さっきの闘い、メリケンサックは無傷だったんスよ？」「なのになんでレイヴお姉さまが消滅しなきゃいけないんスか？」と問い詰めると、フリストは「・・・ゲル、神器錬成とは人間と戦乙女が文字通り『一心同体』となる技」「ただ武器に体を変えるものではなく・・・それはすなわち一蓮托生」「共に闘い、そして生死も共にあるのです」と武器錬成の仕組みを説明すると、ゲルは全てを理解して泣き出した。
フリストが「泣くのではありません・・・」「レイヴも覚悟の上・・・これはそういう闘いなのです」と諭すが、ゲルは「でも・・・ボクお別れも言えなかった」「何もしてあげられなかった」と悔い、フリストは「ゲル・・・」「神（クソども）が・・・ッ」「仇は私が必ず取ってやる」と突如怒りを露わにしていった。
それを見たゲルが「そ・・・そうだったっス」「フリストお姉さまはひとつの体にふたつの名が同居する唯一のワルキューレ」「フリスト、その名が意味するのは震える者、そして轟かす者」という事を思い出していた。
ゲルが「お・・・落ち着いてほしいっス、フリストお姉さま」となだめていると、その横でブリュンヒルデが「くほくほくほ、あんのクホジジイが！！」「取っておきの隠し玉を喰いやはって！！」と爆喰いし、ゲルは「ああ・・・出た・・・特製サルミアッキパイのやけ喰い！！」「ヒルデお姉さまがめっちゃ動揺した時の癖っス・・・！！」と感じていた。
ブリュンヒルデが「もし次負ければ三連敗・・・」「何としても・・・何としても次は取らねばなりません！！」と考えていると、端末に通知が入り次の神側出場者がポセイドンであることを知る。
今刻が小次郎の全盛期なり
フリストが「神側は一気に畳み掛けて来ましたね・・・」と言うと、ゲルも「え・・・ちょっ・・・ポセイドン様って」「まだ3回戦なのになんでこんなに大将級ばかり続くんスか・・・」と絶望を感じていた。ゲルが「どうするんスかお姉さま・・・」「ポセイドン様ったらあの戦闘変態（ゼウス）のお兄ちゃんスよ」「めっちゃ強いんじゃないっスか！？」「よりによって、ねぇお姉さま、大丈夫なんスか？」「神側はもうコレ前半7戦7勝でさっさと終わらす気じゃないスか！？」「お姉さまってば・・・ッ」と畳み掛けると、ブリュンヒルデは「ゲル、そのおくちにしばしおチャックして頂けますこと？」「でないと、先にあなたの首をちょん切ってしまいそうです」と最大級の笑顔で告げた。
ブリュンヒルデが「それにしても・・・いきなり崖っぷちですか・・・」「誰です、いったい誰ならあの海のゼウスと呼ばれるポセイドンに・・・対抗しうるというのです！？」と出場者選びに苦戦していると、「吾が征こう」と佐々木小次郎が背後から現れ自身を選ぶ。
小次郎の姿を見たゲルが「吾・・・ってあなたが・・・佐々木小次郎さん・・・っスか？」「『レコード』とぜんぜん違うんスけど・・・」「ちょっと枯れて・・・というかだいぶ・・・おじいさんス」「どういうこそスか、ラグナロクに召喚される魂って亡くなった齢に関係なく闘士が最も強い全盛期の姿だと思ってたっス」と疑問を口にすると、ブリュンヒルデも「そ・・・その通りです」「なのにその姿は・・・！？」と言うと、ブリュンヒルデの傍にあった牛乳のボトルが机から落ちそうになったが、小次郎は刀を使って牛乳を一滴もこぼさずに机に戻した。
小次郎がボトルごと牛乳を飲み、先ほどブリュンヒルデが投げ捨てたサルミアッキパイを見つけて食べ始め「ふぅ、馳走になったな」と伝えると、ブリュンヒルデは「確かにイメージとは違う・・・」「しかし・・・中身ごと落下するポッドを一滴もこぼさずすくい上げた今の動きは疑いようのない達人の技！」「彼は間違いなく・・・本物の・・・！！」と感じており、小次郎は「天に召されてから四百数十年余・・・」「吾はたゆまず己が剣を磨き続けてきた」「岩流の進化、未だ止まず」「すなわち、今刻が小次郎の全盛期なり」と告げていった。
