終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】15話のネタバレ|オリンポス十三神であったことが判明

終末のワルキューレ15話のネタバレを掲載。15話では、オリンポスの神々は十二神ではなく、十三神であったことが明らかになる。神の一人はかつてポセイドンによって抹殺されていた!?終末のワルキューレ15話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

終末のワルキューレ15話のネタバレ

アダマス

一、二回戦と違い、第三回戦は水を打ったような静寂から始まった。

アレスが「ううむ・・・一歩踏み込めば互いの間合い・・・」「どちらも”後の先”を狙っているというところか・・・」と推測すると、ヘルメスが「ブフッ」と吹き出し「失礼、ポセイドン様は何も狙ってなどいませんよ」「間合いに入ってくる虫を叩き潰す」「・・・ただそれだけです」と伝えた。

小次郎が脳内でポセイドンに斬りかかるイメージをすると、簡単に返り討ちにされてしまっていた。

ヘルメスが「なるほど、あの人間・・・幾度もポセイドン様に仕掛けてはいる様子・・・」「頭の中で・・・ですよ」「あれ?気付きませんでした?」と煽ると、アレスも「あ・・・あた・・・?」「いや、そ・・・そ・・・そんなこと最初からわかっておるわ!!そうそうそれ」「頭の中でな!!」と分かっていた風を装っていく。

誰が知ろう、試合が始まりわずかの間に佐々木小次郎は既に18回殺されていた。

小次郎は「ちくしょうが・・・」「全くこりゃどう攻めたって死ぬじゃねえか」とポセイドンの強さを実感していた。

ゲルが「うう〜、小次郎さんが攻めかねてるっスね・・・・」「さすがは「オリンポス12神」の最恐神ポセイドン様っス」と言うと、ブリュンヒルデは「「12神」ですか・・・」「この機会にゲル、あなたに教えておきましょう・・・」「かつてオリンポスの神々は我ら戦乙女と同じく「13神」であったことを」と口にする。ゲルが「え・・・13神だった!?どういうことスか!?」と驚くと、ブリュンヒルデは「オリンポス13神のうち・・・1神は・・・ポセイドン様に殺されたのです」と告げた。

ゲルが「え・・・ええ!?神が神を・・・・殺した!?」「は・・・初耳っス、一体いったい誰を」と尋ねると、ブリュンヒルデは「その神の名は『アダマス』」「今では誰も恐ろしくてその名を口にできない・・・」「かつて全宇宙を統べたクロノスの血を受け継ぐ神のひとり・・・」「アダマスはゼウス、ポセイドンの兄です」とアダマスについて語り始めた。





神は群れぬ、神は謀らぬ、神は頼らぬ

かつてアダマスは「あのゼウスが最高神だと・・・?」「末弟の分際で・・・認めねえ!!」「俺は絶対認めねえぞ!!」と苦々しくつぶやいた。

ゼウスらオリンポスの神々がティターン神族を打倒したギガントマキア後・・・・末弟ゼウスが最高神位を継承することに不満を抱き・・・アダマス、叛逆!!

死と間の奈落に封じ込められたティターン神族やギガンテスらを解放・・・。天界最凶の怪物と言われたテュポンをも屈服させ、それらを従え進軍した!!

アダマスがポセイドンの座る玉座に出向き「時は満ちた!!」「・・・すでに天空の神(ゼウス側)49神がオレに付いた!!」「それだけじゃねえ!!ヘルメスをはじめオリンポス13神のうち数名がこちらに寝返ると約束した!!」「あとはポセイドン、お前さえ味方になってくれれば・・・ゼウスの首は奪れる!!」「弟の下に立つ兄などいない・・・なぁそうだろ・・・」「お前はオレに力を貸してくれるよなポセイドン?」と意思を確認した。

ポセイドンが「これが我が兄とは情けない」と一蹴すると、アダマスは怒りに顔を震わせ「わりいな、ちょっと遠いんだわ・・・ポセイドン」「今なんつったぁ!?」と机を投ばした。

アダマスが「今なんつったか・・・」「聞き違いかもしれねえからな、もう一度・・・ハッキリ言ってみろ・・・」「ゼウスもゼウスだが・・・てめえもだ・・・」「愚弟の分際で兄を何とも思ってねえ・・・」「俺の目を見ろ!!俺はお前の兄だぞ!!敬意を払え!!」と迫ると、ポセイドンはトライデントを構え「神は群れぬ、神は謀らぬ、神は頼らぬ、それこそが神・・・」「はじめから完璧な存在なのだ・・・」「・・・だが、おまえはその全てを侵している」と言い放つ。

アダマスが「きさま、兄である俺を愚弄するか!!」と神器を構えるとポセイドンは鼻歌を歌い始め、「・・・な、なめるなぁああああ!!」「昔っからだ・・・」「昔っからてめえはそうだった!」「一度も・・・今まで、たった一度も・・・オレと目を合わせやがらなかった!!」と過去を振り返りポセイドンに斬りかかる。

生涯で唯一、ポセイドンがアダマスと目を合わせた瞬間、アダマスの生涯は終わった。

ポセイドンが「13神の中に・・・神ではない者が混ざっていた・・・」「な・・・ヘルメス・・・」と柱の裏に隠れて見ていたヘルメスに声をかけると、ヘルメスは「バレてましたか・・・」と感じながら柱から出て「御意」とだけ返した。

その日より神の歴史は改められた・・・。オリンポスの神々は、もとより12神であったと・・・。

アレスが「お・・・思い出したあの時たしか・・・我ら12神の中にもガチの裏切り者がいたという噂・・・」と過去を振り返ると、ヘルメスは「あ、それ私です」と軽い感じで名乗り出た。アレスが一瞬あっけにとられ「お・・・おま・・・なんてことを!!」「天界を分断する戦いになっていたかもしれんのだぞ!!」と焦ると、ヘルメスは「それも面白いかなぁと思ったんですけど、ゼウス様も楽しんでおられたみたいですし」と相変わらずヘラヘラと語った。

アレスが「全く・・・ついてゆけんわ」「それにしても・・・武闘派だった・・・アダマス様を一撃だったとは」としみじみと言うと、ヘルメスは「・・・ポセイドン様の真の恐ろしさはそこではありませんよ」「アダマスは最初から存在していなかった・・・と、ポセイドン様が言ったならそうなってしまうこと・・・」「誰も異議を発せない、誰にも異議を許せない」「そういうところ・・・なのでは?」と伝え、アレスも「・・・うむ、そうだな」「だからこそあの御方は・・・誰よりも神らしい」とリング上のポセイドンを見ていた。

そしてポセイドンと対峙している小次郎は「フッ、神様にゃ吾など視界にも入らんか」「・・・さて、どうしたもんかねぇ・・・」「よっこいしょ・・・と」「フゥ・・・死にたくねぇなあ」と座り込んでしまった。

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