終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】37話のネタバレ|シヴァが印度神界の天辺になった経緯が明らかに

終末のワルキューレ37話のネタバレを掲載。37話では、シヴァとルドラは印度の神々を次々と倒していき、ついに天辺までたどり着いた。そして、シヴァは1116柱の想いを背に雷電と闘っていく。終末のワルキューレ37話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

終末のワルキューレ37話のネタバレ

代わりにの最高の友を失う形で

印度神界の天辺に挑む二柱の馬鹿がいる。はじめは誰もが笑い、侮り嘲った。

だが、だが・・・だが!ひたすら前進する二柱の姿に・・・いつしか嘲笑は尊敬に。侮蔑は期待に変わった。

二柱が前進すると道が拓け、一柱倒すごとに相手の異名とそして背負うものが増えていった。悪鬼たちの主ブーテーシャ、偉大な苦行者マハータパス、死を克服した者ムリトィンジャヤ、三眼を持つ者トリローチャナ、ガンジス河を支える者ガンガダーラ、有翼の獅子シャルベージャ、奪い去る者ハラ、蛇を首飾りにする者ナーガクンダラ、髑髏を持つ者カパーリン、動かざる者アチャラナータ、支配する者イシャナ、不死の主アマルナート、摩醯首羅王マヘーシュバラ、大いなる暗黒、時・死を支配する者マハカーラなど名のある神々を打倒した。

そして、数々の強神との激闘に次ぐ激闘。印度最強神たちとの死闘を経て、空前絶後の伝説は生まれた。シヴァとルドラは火神アグニ・水神ヴァルナ、雷神インドラ、創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌとの闘いにも勝利した。

破壊神と暴風神。1115柱を倒し、印度神界の頂に立つ!!

シヴァが「うおッ、すげえぇ!!」「こりゃあ絶景絶景!!」「おっ!ほら見ろよ?ルドラ!」「あれオレらがいた田舎だぜ?」「ヤッホー!「ルドラお前もやってみろよ」「気持ちいい・・・」と声をかけるが、ルドラは神妙な顔をして「シヴァ・・・」とつぶやいた。シヴァが「・・・ってかさぁ!!」「絶対誰も思ってなかったよな?おまえとオレが印度の天辺になれるなんてさ」「やっぱ俺らって最高のコンビだよな!!」「あ〜、マジ楽しかったな〜、ハハハ」とルドラの言葉をかき消すように畳み掛ける。が、ルドラは「シヴァ・・・やろうか?」「印度神界の絶対神は一柱でいい」「神々のためにも人間のためにも」「そして・・・その一柱は最強でなければならない・・・」「そうだろ?」と告げ、シヴァは「・・・何言ってっかわかんねぇ・・・」ととぼける。ルドラが「オレとお前、どちらが強いか、勝負をしよう」と決闘を申し込むと、シヴァは頭を抱えて「・・・くそ」「お前は・・・言い出したら聞かねえんだ・・・」「しょ・・・しょ・・・しょうがねぇなぁ・・・」と涙ぐみながら了承する。

拳を構えシヴァが「最高に踊り明かそうぜ?」と言うと、ルドラも構えを取り「全力でな」と互いに拳を合わせ最強を決める闘いが始まった。

それは印度神界はじまって以来の凄まじい闘いだった。二柱が殴り合う音は印度全土に響き、流れる汗は豪雨となった。シヴァにとっても・・・ルドラにとっても・・・最高に楽しく・・・哀しい時間だった。

だが、ついにその時は来た。

シヴァがルドラを殴り飛ばし「もう立つな・・・」「立つんじゃねぇぞ・・・ルドラ・・・」と願っていたが、ルドラは立ち上がり「まだだ・・・」「まだこっからだぜ?」と走り寄ってくる。

シヴァが「頼む・・・もう・・・殴らせないでくれ・・・!!」「これ以上はもう・・・」「まいったしてくれ!!」「頼む・・・立つな・・・」「立つんじゃねぇぞルドラ・・・」「このままじゃ死んじまうぞ・・・ルドラ!!」と感じながら応戦するが、やはりルドラは立ち上がってくる。

シヴァはルドラと出会った時のことを思い出していた。

シヴァが「しょうがねぇ・・・な・・・」とその場に座り込み「ルドラ・・・やっぱお前は無茶苦茶強えわ・・・」「オレのま・・・」と言いかけると、ルドラが「まいった」「・・・オレの負けだ」と先に降参を宣言した。

シヴァが「ル・・・ルドラ?何言ってんだ・・・」「なんでお前・・・」と食い下がるが、ルドラは「いいかシヴァ・・・」「全力で向かってくるヤツには最後まで全力で死力を尽くせ」「命がけで闘る相手に手を抜かれるのはな、死ぬことよりもずっと辛えんだよ!」と掴みかかった。

シヴァが「ルドラ・・・」「お・・・オレは・・・オレは・・・だって・・・お前の・・・夢を・・・」と泣き出すと、ルドラは「バカ・・・泣くな・・・」「正真正銘・・・おまえが1116柱の天辺だ」「シヴァ、印度神界を頼むぞ?」と告げ、シヴァは「しょ・・・しょ・・・しょうがねぇなぁ」と号泣のままルドラと拳を合わせた。

ルドラが「あぁ〜、最ッ高に楽しい夢だったな」「ありがとう」「じゃ、元気でな、シヴァ・・・」と告げその場から去っていった。こうしてルドラは印度神界から姿を消し、シヴァが神々の頂に立った。代わりにの最高の友を失う形で・・・。





シヴァ1116番目の異名

そしてシヴァは雷電に頭突きを浴びせ「オレは・・・1116柱の想いを背負っている・・・」「誰にも負けるわけにはいかねぇんだよ!!」と言い放ち、「なぁルドラ・・・」「こんなとこで止まってちゃ・・・お前に怒られちまうよな」と感じていた。

スタンドでブラフマーが「やはり来ていたか」「そんなとこで何をコソコソしている・・・?ルドラ」と声をかけた。

ブラフマーの他にアグニ、ヴァルナ、ヴィシュヌ、インドラが勢揃いしているのを見てルドラは「あんたらこそ・・・お揃いじゃねぇか?」と返す。

ヴィシュヌが「しかし、シヴァは変わらんな」「印度神界の頭が・・・無茶な闘り方をする」と言うと、ルドラは「分かってんだろ?」「誰よりも優しいくせに喧嘩が始まると拳で語り合うのを誰よりも楽しんじまう・・・」「それがシヴァだ」と笑った。ヴァルナが「でもさ、あいつ超しつけぇんだよな〜〜〜」「オレ様がいくら殴ってもずっと笑ってんだよ」と呆れ顔で言うと、アグニも「あと・・・あいつ・・・加減・・・わからない、馬鹿だから」と言って笑った。インドラがタバコを吸いながら「しかしまぁ・・・オレらの天辺の喧嘩だ、しっかり見届けようや」と言うと、全員「あぁ」と声を揃えた。

ルドラが「行けシヴァ!」「印度神界の・・・おれたちの喧嘩を・・・見せてやれ!!」と念じると、シヴァは「さぁ、とことん踊り明かそうぜ?」と拳を構えた。シヴァ1116番目の異名、暴風神ルドラ。

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