終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】3話のネタバレ|呂布の武器が神器錬成(ヴェルンド)という最強武器と判明

終末のワルキューレ3話のネタバレを掲載。3話では、呂布の過去が明かされていく。そして、呂布が今持つ武器は神器錬成により生み出された最強の武器であることが明らかになった。終末のワルキューレ3話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

終末のワルキューレ3話のネタバレ

退屈

この時・・・人類最強と最強神は奇しくも同じことを思っていた。もし生まれた時と場所が、いや種が同じならば好敵手と呼べたであろう。呂布が「おまえ、なかなかいいぞ」と笑うと、トールも「貴様、人間なんぞにしておくには勿体ないな」と互いに喜びを顕わにしていた。

正史三国志に拠れば、呂布奉先は五原郡九原県(内モンゴル自治区)の人とされる。だが、その真偽は定かではない。

一つだけ確かなのは、物心ついた頃より”最強”を求める旅を始めていたこと。ただ己れより強気相手を欲して広大な大陸(ユーラシア)を前進。立ちはだかる者をただひたすらになぎ倒す。

最強の相手を求めそれを繰り返すうち、呂布奉先の名は中華全土に轟いた。いつしか呂布の前に立ちはだかる者は消え、その代わり後ろに付き従う者が増えていった。

そして、30余年に及び呂布奉先旅路の果て、ついに気づく。もはやこの天下で我に敵する者無し!!

正史三国志曰く、呂布は曹操との激闘の末に敗北し虜囚となり、処刑を免れようと命乞いをしたという。

だが・・・はたしてそれは真実なのか。否!否!!否!!!呂布が虜囚となった真の理由は『退屈』。この『天下』において己れの最強を悟ってしまった絶望ゆえであった。

呂布は処刑台に立ち「・・・オイ、さっさと終わらせろ」「退屈で・・・死にそうだ」と言い斬首刑に処されていった。



神器錬成

呂布は現在「やっと逢えたぞ、全身全霊で闘える相手と!!」とトールとの戦いを喜んでおり、それを見ていた陳宮は「は・・・初めて見た・・・我が殿が、あの呂布奉先があんなにも楽しそうに・・・笑っておられる・・・!!」と大喜びだった。

観戦するゼウスが「ふぅむ・・・おかしいのう・・・」と不思議そうにつぶやくと、横にいたオリンポス十二神の一人ヘルメスが「ゼウス様ッ、何かッmお気になることでもッ、ありますか!?」と大声で尋ねた。

ゼウスが「ありえぬ事が起きておる・・・」と言うと、ヘルメスは「なぜッ、人間ごときがッ、神とッ、互角に闘れるのかとッ、言う事ですか?」とまたしても大声で話すと、ゼウスは「あーうるさいッ、耳元で大声を出すな」「ワシャまだ耳は遠くなっとりゃせんわい」「互角もだが・・・もうひとつ、トールの雷槌と打ち合えば人器など一瞬で砕け散るはず」「アレはアリえんのだ・・・」「神器と打ち合える人器などあるわけ・・・いや・・・まさか・・・」と何かに気づいていく。

ブリュンヒルデに視線を向けたゼウスが「ふん、なるほどのう、やりおるわい、『戦乙女』の小娘」と笑うと、その視線に気づいたゲルが「お姉さま、何かゼウス様がこっち見て不気味な笑みを」と恐怖で腰にしがみつき、ブリュンヒルデは「気づかれたようですね・・・」とラグナロク開始前のことを振り返る。

ブリュンヒルデが「安心なさいゲル、人類の先鋒は既に決めています」と呂布を選択すると、ゲルは「ダメッス、ダメッスよお姉さま!!」「この漢は危険すぎるっス!!」「山程の命を奪っておいて退屈だとか言い出すヤツっスよ!!」「それにいくら呂布が三国志最強の武人と言っても神との一対一に勝てる可能性があるんスか?」「しかも相手はあのトール様っスよ」と詰め寄ると、ブリュンヒルデは「むろん、不可能です」と真顔で答える。

ブリュンヒルデが「神々の絶対的強さの根源は天界で錬成された彼らの武器・・・”神器”にあります」「人間が鍛えた武器・・・人器など神器の前では玩具も同然」「一合で砕け散ってしまうでしょう」「ゲル、人間が神器を持った神に勝つなん無理無理ですよ」と冷静に伝えると、ゲルは「むりむり・・・」「負け戦だー」と絶望して膝をつき、ブリュンヒルデは飄々と「フフフ、そうですねぇ、負け戦負け戦♪」「では、逆に人間が神器を持てば?」「そう・・・『神器』に対抗できるのは『神器』のみです」と告げ、ブリュンヒルデの妹たちであるワルキューレが集結した。

ゲルが「わ・・・ッ戦乙女たち・・・!!」「私たち13姉妹が一堂に会するなんて初めてですよ!?」「一体何が・・・」と慌てていると、ブリュンヒルデが「ランドグリーズ、これへ」と声をかけ、戦乙女の四女ランドグリーズが「ハイ、お姉さま」と前に出た。

ブリュンヒルデが「ランドグリーズ・・・トール様の神器は知っていますね」と確認すると、ランドグリーズは「えぇ勿論・・・」「ありとあらゆる攻撃を受け止められる『鉄の手袋(ヤールングレイプル)』」「そして、何より”霜の巨人軍殲滅”でその名を馳せた「雷槌(トールハンマー)」ですわ」と答えた。

ブリュンヒルデが「そう・・・それらトール様が持つ2つは天界最強の『神器(クソチート)』」「トール様に勝つためにはまずそれらを攻略する必要があります・・・ランドグリーズ」「身を捧げて貰えますか?」と確認すると、ランドグリーズは片膝をついて「・・・ええお姉さま、喜んで・・・」と返事をした。

トールのトールハンマーと打ち合う呂布の方天戟が突如光り始める。

ゼウスが「ふむ、やはりな」とつぶやくと、ブリュンヒルデは「あれこそが我ら姉妹戦乙女の秘められた能力」「あちらの”神器”に対抗できるこちら側の超越行為(チート)!!」「戦乙女の肉体が人間の武器に姿を変えし時、”人類”は”神器”を手にする」「その能力とは神器錬成(ヴェルンド)」と考えていた。

呂布が「壊れない体に壊れない武器・・・」「天上ってのは最高だな」と方天戟でトールに挑んでいく。

神器錬成された武器には戦乙女十三姉妹それぞれが持つ特性が宿る。戦乙女四女の神名はランドグリーズ。その名が意味するのは・・・盾を壊す者(ランドグリーズ)!!呂布の神器はトールの鉄の手袋を砕き、ブリュンヒルデは「イッツアパーティータイム」とほくそ笑んでいた。

<<前の話 3話 次の話>>

あわせて読みたい
【終末のワルキューレ】全話のネタバレ一覧こちらのページに終末のワルキューレのネタバレをまとめております。終末のワルキューレの最新話や過去の話を読みたい方はこちらのページをご活用...
▼LINE登録でお得な情報を配信中▼
友だち追加