【蜘蛛ですが、なにか？】21-2話のネタバレ｜蜘蛛子が鰻に勝利

蜘蛛ですが、なにか？21-2話のネタバレを掲載。21-2話では、蜘蛛子と鰻の死闘が終わる。そして、蜘蛛子は新たな種族に進化を始めていった。蜘蛛ですが、なにか？21-2話のネタバレを読みたい方はこちらをどうぞ。

蜘蛛ですが、なにか？21-2話のネタバレ

蜘蛛子が「思考加速で若干ゆっくりになった世界でギリギリまで引きつけて・・・」「ここだっ、毒合成！！」と合成した毒を鰻に飲ませた。

「ナマズの時と全く同じ毒飲ませ戦法、効果はやっぱり絶大」「HPゲージがすごい勢いで減ってる・・・」「お互い一撃必殺の攻撃を持つなら他の要素に差があっても先に当てた方が勝つのよね」「回避力は私の方が上」「地上に引きずり出した時点で私の勝率は・・・」と勝利を確信していたが、敵のHPを確認して「えっ！？何だこれ」「鰻のSPと引き換えにHPが回復していく！！」と驚き鰻が復活していく。

蜘蛛子が「あかん・・・倒し損ねた！！」「しかも今ので新しいスキルを身につけよった」「長引くと不利だ、耐性がこれ以上上がる前に速攻で倒す！！」「この糸は数秒しか持たないけど動きさえ止められればそれでいい！！」と糸を繰り出す。

「そして残りMPありったけ！！毒ショットガン！！」「飲まなくても毒びたしにしてやる！！」と毒を撃ちまくる。

蜘蛛子が「たのむ効いてくれ！！MPは今ので打ち止めなんだ！！」と祈ると、鰻が倒れ一気にレベルが10になっていく。

「条件を満たしました。個体〈スモールポイズンタラテクト〉が進化可能です。」と告げられると、蜘蛛子は「ああ進化ね・・・まあそれは後でいいや」「今はとにかくこの感動を味わっていたい」「勝ったど〜〜〜！！」「すごくない？私めっちゃすごくない？」「あんだけ強かった鰻に真正面から勝ったんだよ？」「もはや弱いとは言わせねーよ？私は強い！！」「鰻は強敵だった、確かに強敵だった、死闘だった・・・」「ギリギリの接戦だったけど・・・勝ったのは私だ！！」「・・・さて、一息ついてこの後のことを考えようか」「まずはレベルが一気に三つ上がった」「上がったステータスとスキルの説明はとばしちゃったけど・・・後で一応見直しておこう」「何より嬉しいのは戦闘中に上がってたこの二つ」「これで地形ダメージを超えたぶん自然回復できる」と感じていた。

「で、進化できるわけだけど・・・」「どうだろう、進化しちゃっていいもんかな？」「進化中は意識を失って無防備になる、マイホームが作れないから襲われたらひとたまりもない」「それに進化はエネルギー使うからMPとSPがカラになっちゃう」「今まで進化分は狩った魔物で回復できてたけど、たぶんこの鰻じゃ今の私のスタミナは回復しきれない」「心情的には進化したいところだけど・・・」と迷うっていると、「進化先の候補が複数あります。次の中からお選び下さい。」と「ポイズンタラテクト」「ゾア・エレ」の二つが候補に挙げられた。

「ん？何だこのゾア・エレって」「進化先もまた複数あるし・・・鑑定様でちょっと見てみますか」と鑑定を発動すると、「「ゾア・エレ」進化条件：一定以上のステータスを持つ”小型”の蜘蛛系モンスター/ 〈暗殺者〉の称号」「不吉の象徴とも言われ恐れられる小型の蜘蛛型の魔物。高い戦闘力と隠密性を持つ。」「「ポイズンタラテクト」進化条件：スモールポイズンタラテクトLV10」「タラテクト種と呼ばれる蜘蛛型の魔物の希少種。非常に強力な毒を持つ。」と表示された。

「おお、進化条件なんてものが！！」「ステータスが上がったことで進化可能になったのね」「てか、称号って必要だったのか・・・ポイズン系に進化できたのも「毒術師」の称号があるおかげかな」「進化するならやっぱり・・・ゾア・エレの方だろうなあ」「進化条件が厳しいし、”高い戦闘能力”は魅力的だ」「”小型”ってのもいい、タラテクト系は進化で巨大になるっぽいから・・・」「大は小を兼ねるって言うけど、やっぱ最先端は小型化ってのが主流でしょう！！」「というか中層ででかくなったら死ぬわ！！」「池ポチャならぬマグポチャですよ！！」「ゾア・エレの進化先が強いとは限らない、最悪そこで進化打ち止めのパターンもある」「ま、そうなったらそうなったで仕方ないね」「生まれたてのあの叩けば死ぬような貧弱さを経験すれば、大抵の逆境はどうにかなる気がするわ！」「よし、「ゾア・エレ」に進化しよう！！」と決意した。

「問題は進化中の安全確保だけど・・・対策は考えた」「という訳で、蜘蛛糸三分セッティング〜！！」「本日はこの鰻を使います、特上です！」「この鰻の「龍鱗」、非常〜に硬くてそうそう傷がつかないんですよ〜」「これを利用してシェルターを作るわけですね」「まずは外殻に大きな輪っかを作りま〜す」「進化するスペースを中央に残して・・・ドーム状にしっかり巻いていきましょう」「最後に頭でフタをして・・・完成です！！」と出来上がった鰻のドームを見て愕然とした。